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ひとことジャーナル

マンネリ献立、さようなら
アレンジおせちに挑戦!

年の瀬が迫るこの時期。そろそろ正月準備のことを考え始める方もいるのではないでしょうか。 正月といえばおせち料理ですが、定番であるだけに、作るのも食べるのもマンネリになってしまうもの。

今年はちょっとアレンジして、いつもとはひと味違った新年の幕開けを迎えませんか?

アレンジおせちを楽しもう

おせち料理の由来

古来より日本では、季節の変わり目の「節句」ごとに豊作を喜び、神様に供えるための料理「節供(せっく)」を用意したといいます。年に数回ある節句の中でも正月は1年のはじまりとして最も重要とされていることから、食材の名前や色にも縁起を担ぎ、料理一品一品に意味を込めながら、海の幸や山の幸を詰め込んだ節供がつくられました。それが、年初めの正式な食事をおせち料理と呼ぶようになった由来です。

さて新年を迎え、家族みんなで心新たにいただくおせち料理は、どの家庭にとっても欠かせないものです。ただ、材料や工程をすべて、レシピに忠実に作ろうとすれば、非常に仕込みに手間がかかるのも事実。そういった理由で、近年ではおせち料理を作らない家庭も増えているようです。

わが家では、祖母や母から教わった伝統的なおせち料理は作りつつ、家族が飽きずに楽しみながら食べられるようにと、洋風の素材を取り入れたり、味付けに変化をもたせながらアレンジした料理も何品か御重に入れています。いつものおせち料理を自分なりにアレンジすることで、新しいわが家の味ができるのも楽しみの一つです。

今回ご紹介するのは、正月らしさを取り入れながらも、新感覚で味わえる三品。いつもとは少し違ったおせちを楽しんでみませんか?

サーモンといくらのなます

サーモンといくらのなます
  1. [材料(4人分)]
大根
300g
サーモン(柵・刺身用)
100g
いくら
30g
ルッコラ
30g
白ワインビネガー
大さじ1
レモン搾り汁
大さじ1
砂糖
小さじ1
小さじ1
レモンの皮
適量
  1. [作り方]
  1. 大根は5cmの千切りにし、塩適量(分量外)を振り水気を切っておく。サーモンは1cm厚に切っておく。ルッコラは2cmのざく切りにし、[]の調味料を混ぜ合わせておく。レモンの皮を薄く剥き、千切りにしておく。
  2. 1の大根とサーモンとルッコラを[]の調味料で和え、いくらを盛り、レモンの皮を散らす。
ポイント
混ぜ

鶏ひき肉のミートローフ

鶏ひき肉のミートローフ
  1. [材料(18×8×5cm型1台分)]
鶏ひき肉
500g
白みそ
大さじ4
山椒
小さじ1
玉ねぎ
1/2個
にんじん
1本
枝豆
100g
粒コーン
大さじ6
ゆで卵
4個
1個
パン粉
大さじ2
サラダ油
適量
青のり
適量
  1. [作り方]
  1. 玉ねぎ、にんじんはみじん切り。枝豆は塩茹でしてサヤから出しておく。オーブンを200℃に予熱しておく。
  2. ボウルに鶏ひき肉、白みそ、山椒を入れ粘りがでるまで練ったら1と粒コーン、卵、パン粉を入れさらに練る。
  3. 型にサラダ油を塗り、2を1/3量入れてゆで卵を縦に並べて置き、残りの種を間に入れながら敷き詰める。表面を滑らかにしたら型ごとトントンと落として空気を抜く。
  4. オーブンに入れ30分焼く。
  5. 仕上げに上になる面に青のりを散らす。
ポイント
トントン

クリームチーズ栗きんとん

クリームチーズ栗きんとん
  1. [材料(4人分)]
栗の甘露煮
8粒
クリームチーズ
100g
さつまいも
400g
小さじ1/4
シナモンパウダー
小さじ1/8
クチナシの実
2個
  1. [作り方]
  1. 栗は1cmに刻んでおく。さつまいもはひと口大に切り、クチナシの実と一緒に鍋に入れ、ひたひたになるまで水を入れ柔らかくなるまで茹でる。
  2. 1のさつまいもとクリームチーズ、塩、シナモンパウダーを潰しながら練る。
  3. 2を冷まして栗と合わせて茶巾で絞る。
    お好みで栗を乗せる。
ポイント
栗の甘露煮

サーモンといくらのなます

  1. [材料(4人分)]
大根
300g
サーモン(柵・刺身用)
100g
いくら
30g
ルッコラ
30g
白ワインビネガー
大さじ1
レモン搾り汁
大さじ1
砂糖
小さじ1
小さじ1
レモンの皮
適量
サーモンといくらのなます
  1. [作り方]
  1. 大根は5cmの千切りにし、塩適量(分量外)を振り水気を切っておく。サーモンは1cm厚に切っておく。ルッコラは2cmのざく切りにし、[]の調味料を混ぜ合わせておく。レモンの皮を薄く剥き、千切りにしておく。
  2. 1の大根とサーモンとルッコラを[]の調味料で和え、いくらを盛り、レモンの皮を散らす。
ポイント
混ぜ

鶏ひき肉のミートローフ

  1. [材料(18×8×5cm型1台分)]
鶏ひき肉
500g
白みそ
大さじ4
山椒
小さじ1
玉ねぎ
1/2個
にんじん
1本
枝豆
100g
粒コーン
大さじ6
ゆで卵
4個
1個
パン粉
大さじ2
サラダ油
適量
青のり
適量
鶏ひき肉のミートローフ
  1. [作り方]
  1. 玉ねぎ、にんじんはみじん切り。枝豆は塩茹でしてサヤから出しておく。オーブンを200℃に予熱しておく。
  2. ボウルに鶏ひき肉、白みそ、山椒を入れ粘りがでるまで練ったら1と粒コーン、卵、パン粉を入れさらに練る。
  3. 型にサラダ油を塗り、2を1/3量入れてゆで卵を縦に並べて置き、残りの種を間に入れながら敷き詰める。表面を滑らかにしたら型ごとトントンと落として空気を抜く。
  4. オーブンに入れ30分焼く。
  5. 仕上げに上になる面に青のりを散らす。
ポイント
トントン

クリームチーズ栗きんとん

  1. [材料(4人分)]
栗の甘露煮
8粒
クリームチーズ
100g
さつまいも
400g
小さじ1/4
シナモンパウダー
小さじ1/8
クチナシの実
2個
クリームチーズ栗きんとん
  1. [作り方]
  1. 栗は1cmに刻んでおく。さつまいもはひと口大に切り、クチナシの実と一緒に鍋に入れ、ひたひたになるまで水を入れ柔らかくなるまで茹でる。
  2. 1のさつまいもとクリームチーズ、塩、シナモンパウダーを潰しながら練る。
  3. 2を冷まして栗と合わせて茶巾で絞る。
    お好みで栗を乗せる。
ポイント
栗の甘露煮

いかがでしたか? おせち料理は地域によっても、家庭によっても、代々受け継がれる多種多様なレシピがあります。ただ、あまり形にとらわれすぎると、負担になってしまうこともあります。

例えば、品数をたくさん作ることが大変なときには、しつらえにひと工夫を。また、好きなおせち料理だけを数品作り、華やかに盛り付けるだけでも、十分に正月気分が味わえます。食べやすく工夫することが、今の食生活に合ったおせち料理のいただき方ではないでしょうか。

八木 香里

香川県高松市在住の料理研究家。自家製の無農薬野菜をはじめ、安心な食材や厳選されたスパイスを使った創作料理を得意とし、高松市内でレストラン「good food studio CARDAMON」を主宰。「スパイスクッキングアドバイザー」や「国際薬膳食育師」の資格も持ち、料理教室の運営やフードスタイリストとしても活躍している。