平成30年2月号で紹介したのは愛媛県と徳島県の練り物。今回は香川県と高知県から、地元で受け継がれる伝統の練り物に着目した。
香川県の高松市は、練り物の一種である揚げかまぼこの消費量が全国で2番目に多い市※で、なかでも「細天」が名物として親しまれている。また、観音寺市では地元産の小エビを使った「えび天」の製造が盛ん。それぞれの練り物を製造する老舗を訪れた。
高知県の練り物は、華やかで種類も豊富。かつて練り物だけを盛り付けた皿鉢(さわち)料理があったため、さまざまな種類が生まれたという。今回は「ハレの日」の練り物「大丸(だいまる)」と、日常食として親しまれている「すまき」を取り上げた。
それぞれの店が受け継ぐ伝統の技術やこだわりを、製造風景と共に紹介する。