平家の赤旗
寸法/大旗(右) 縦:約279㎝、横:約92㎝
小旗(左) 縦:約164㎝、横:約47.5㎝
平家の落人(おちうど)伝説は日本各地に伝わっていますが、徳島県三好市の祖谷地域にも、屋島の合戦で敗れた後、幼い安徳天皇を擁して平国盛(平教経(のりつね))と平家一族が、この地に逃れてきたという伝説が残っています。
合戦の後、国盛が平家の象徴として、また、平家再興の旗じるしとして、大切に祖谷まで持って来たと伝えられているのが「平家の赤旗」。
大小二本あり、大旗は赤と紫の二色染めで本陣用。小旗は赤一色で戦陣に用いたと伝えられ、小旗には弓矢の跡と思われる穴が複数みられます。ともに生絹(きぎぬ)を生地とし、現在は色褪せていますが、800年程前は鮮やかな色で兵士を鼓舞したものと想像できます。現存する日本最古の軍旗といわれ、歴史的資料として大変貴重なものです。
上の写真はレプリカですが、オリジナルは平家の子孫にあたる阿佐家で、大切に保管されています。

お問い合わせ
住所 |
徳島県三好市東祖谷京上14-3 |
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電話番号 | 0883-88-2440 |
開館時間 | 8:30~17:00 |
入館料 | 大人410円、中学生210円、小学生100円 |
休館日 | 12月~2月の土・日・祝日、年末年始(12月28日~1月3日) |
備考 | 常設展にて展示 |
URL | https://nishi-awa.jp/heike/html/shisetsu/ |