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ひとことジャーナル
コツをつかんで楽々!かさばる布団のすっきり収納ワザ

季節品の収納の中でも、特に形が整えにくく、かさばる布団や毛布。片付けた時には収まっているのに、いつの間にかかさばり、あふれてくることはありませんか? それを防ぐポイントは2つ。1つ目は布団のまとめ方。2つ目はまとめた布団の収納方法です。


収納場所を意識した「まとめ方」

布団のまとめ方は、布団用不織布袋や圧縮袋などに入れる、大きな布でくるむ、大型洗濯用ネットに入れる、紐で縛るなどの方法があり、収納場所の広さによって使い分けます。

たとえば、押し入れなど比較的広いスペースに収納する場合には、布団を不織布袋に入れ、立てて収納することを前提に長細くまとめます。立てやすいように堅い芯が入った不織布袋もあるので、使っても良いでしょう。

また、クロゼット上部の棚など、高さがあまりない場合には、布団をその高さに合わせて長方体や円筒形に整えます。簡単なのは縦長に畳んで、くるくるとロールケーキのように巻いて円筒形にする方法。そして紐を十文字に渡し、形が崩れない様にします。取り出す時にはその紐を引っ張るとスムーズに取り出せるので、高いところに収納する場合に向いています。

収納する様子
大きな布で「包む」方法

古いシーツなど大きな布があれば、それに布団をくるんでまとめる方法もあります。床に布を敷いて、角と角の対角線上に、折り畳んだ布団や毛布を置き、膝を使って体重を乗せ、空気を抜きながら包んでいきます。最後に風呂敷包みのように左右に残っている布同士を結びます。この方法ならどのような大きさにも対応でき、収納袋などを用意する必要もありません。

ちなみにこの方法は、スキー用品、海水浴道具一式、山登りキャンプ道具など、使用目的ごとにまとめておく時にも使えるので、知っておくと便利です。

包む様子
羽毛布団を傷めない折り畳み方

意外と知られていませんが、羽毛布団の場合は、折り畳み方に注意が必要です。横に半分→縦に半分と2回繰り返して1/4の大きさにするのがよくある折り畳み方ですが、その場合は布団の中央部分の羽毛がつぶれてしまいます。いざ使おうとして取り出した時に、羽毛に偏りができてしまわないように、羽毛布団は横に3つ折り→縦に3つ折りで1/9の大きさにするのがベターです。特に収納スペースが小さい場合などは、ボリュームのある羽毛布団もコンパクトに整えてから、収納袋にしまいましょう。

羽毛布団を傷めない折り畳み方
空間を「埋める」のが収納のコツ

布団や毛布をまとめたら、次のポイントは、「収納する空間全体を使って収める」ということ。「お片付け現場あるある」は、収納した場所の上部が空いていることです。下の方はぎゅうぎゅうと入れているのに、上部が手付かずで空いていると、スペースの無駄が発生してしまいます。パズルを埋めるように収納しましょう。

高さのある収納空間に立てて収納する場合には、倒れてこないように、突っ張り棒などで仕切りを立てるのも良いですね。使用頻度の低いものを下から積んでいくのも一つの方法です。

布団の収納は時間がかかることもある作業です。でもやわらかく形が変えやすい素材であることをうまく利用して、収納空間に合わせた形にまとめましょう。

空間を「埋める」のが収納のコツ
プロフィール写真

サニー 春    ―  sunny haru  ―

professional
profile

 1957年関西生まれ。ライフオーガナイザー1級の資格を持ち、これまでに700人以上の片付けや掃除のサポートを行ってきた実績を持つ。「床に物を置かなければ埃があっても大丈夫!」「片付けはトレーニングすれば誰でもできるようになる!」がモットー。手間をかけずに家の中のものを使ってできるアイデアいっぱいの片付け方法が好評で、雑誌やテレビなどにも多数取り上げられている。終活アドバイザー🄬。 ブログ https://ameblo.jp/haruehappy0701/

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サニー 春 sunny haru

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