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ひとことジャーナル
おうち時間を快適に、「家事ズレ」を防いで上手に家事シェア

家族で過ごす時間が多かったステイホーム期間中、「家事が増えた」と嘆いた方もいるのではないでしょうか?高校生を筆頭に3人の子どもがいる私もその一人。そんななか時間にゆとりができた夫が家事に参戦。少し楽になるかも♪と喜んだのもつかの間、家事のやり方の違いにお互い小さなイライラが増えてしまいました。それが夫と私の「家事ズレ」の始まり。そんな家事ズレ問題の解決方法を、整理収納アドバイザーの目線でご紹介します。


ルールを決めて家族みんなが「分かる」ように

わが家ではまず、洗濯物の干し方で家事ズレが発生しました。量が多いため乾きが悪くならないように干し方にコツがいるのですが、それを知らない夫が干した後は、私が干し直すことが度々ありました。そこで、そんな面倒を避けるため、「ここに干して欲しい」とリクエストが伝わるように「ラベリング」してみることに。

例えば「制服ズボン」や「マスク」とシールに書いて、そのシールをピンチハンガーなどの指定場所にペタリ。洗濯物を干すたびにわざわざ伝える必要がなく、いつしかそこにちゃんと干されるようになり問題解決!ただし、やり過ぎは禁物。相手のやり方も尊重しながら、プチルールを決めて、家族みんなが「分かる」ようにすることがポイントです。

洗濯ハンガーにラベリングしている様子
家族が片付けやすい仕組みを作る

家の中がすっきりと片付いていれば家族全員が快適に過ごせるのですが、「片付いていると感じる」程度は人それぞれです。散らかっていると感じて「片付けなさい」「掃除しなさい」と一方的に言っても家族は知らんぷり。

そんな家事ズレが起こったら、まずは収納する場所を見直してはいかがでしょうか?自分は片付けやすいと思っていても家族は面倒に感じているのかもしれません。どこにあると片付けやすい?と使う人の意見を聞きながら収納場所を決めていくのも家事ズレを解決する方法の1つ。その上でリセットするタイミングを話し合って決めると、なお良いですね。

家族で収納場所の見直しを行う様子
名もなき家事の見える化

掃除・洗濯・料理を細分化してみると無数の「名もなき家事」が存在しますが、家族はどれくらい認識しているのでしょうか?「言われなくてもやって欲しい」と思ってしまいますが、知らなければできるわけがありません。

例えば、食器洗いは「排水口のゴミを捨てて終わり」といったことを、家族は気付いていないだけかも。そんな時は書き出して「見える化」し話し合ってみましょう。こんなにも「名もなき家事」があったのか!と家族が気付くきっかけになりますよ。

食器を洗う様子
家事の目的とマインドリセット

家事をする目的とは?自分の「やり方」にこだわり過ぎると、本来の目的を見失い、家事ズレのストレスが大きくなってしまいます。家族みんなが気持ちよく過ごすためにやっていることなのに、家庭内がぎくしゃくしては本末転倒。普段のコミュニケーションでも誰かに自分のやり方が正しいと押し付けられると反発したくなるものです。家事ズレもそれと同じ。

「家事の仕組みを作る」「家事分担を決めるためにコミュニケーションをとる」を心掛け、まずは自分ができることから始めてみると、家事ズレは次第に解消していきます。わが家もまだ発展途上ですが、家族が笑顔で暮らせるよう、上手な家事シェアを目指していきたいと思っています。

家族で家事の分担をする様子
プロフィール写真

川根 礼子    ―  reiko kawane  ―

professional
profile

  明日のあなたが「楽にたのしく幸せに」をモットーに、南の島からお片付けの提案をしている沖縄・宮古島在住の整理収納アドバイザー。ズボラ主婦・3人のママ、そしてお片付けのプロ目線でおうちの悩みを様々な形でサポート。気持ちに共感し寄り添うオンラインでの片付けサポート、セミナー講師としても活躍。HPのコラムなどで多数の記事を執筆。「なんくるないさ~」な暮らし方を綴るブログも発信中。ブログhttps://ameblo.jp/rei-straighten/

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川根 礼子 reiko kawane

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  明日のあなたが「楽にたのしく幸せに」をモットーに、南の島からお片付けの提案をしている沖縄・宮古島在住の整理収納アドバイザー。ズボラ主婦・3人のママ、そしてお片付けのプロ目線でおうちの悩みを様々な形でサポート。気持ちに共感し寄り添うオンラインでの片付けサポート、セミナー講師としても活躍。HPのコラムなどで多数の記事を執筆。「なんくるないさ~」な暮らし方を綴るブログも発信中。ブログhttps://ameblo.jp/rei-straighten/