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ひとことジャーナル
ヘアカラーを美しく保つ簡単セルフケア ヘアカラーを美しく保つ簡単セルフケア

髪は1カ月に約1センチ伸びるといわれていて、数カ月もカラーリングできないと、根元の色の違いや、全体的な退色が気になりますよね。しかし、定期的に美容院へ行くのがむずかしいという人も多いかもしれません。今回は、そんな悩みを解消するために、家で楽しむヘアカラーのコツやスタイリングをお伝えします。ポイントを押さえれば、気になる髪も自宅でもしっかりセルフケアできます。


根元が気になる時は 根元が気になる時は

プリンが目立ちにくいスタイリングテクニック

まずは根元のプリンを目立たせなくするスタイリングのテクニックをご紹介します。ずばり、分け目をぼかすのがポイントです。

たとえば、センターパートなどの、分け目がくっきりとつくような髪型は、伸びてきた根元が目立ちやすいといえます。目立たせないようにするコツは、指先やくしの柄の部分で分け目をジグザグにとり、ラインを見えにくくすることです。

また、顔周りの生え際も髪色が気になる部分です。この生え際をできるだけ見せないのがポイント。髪を乾かすときに、顔周りの毛を顔の方向(かきあげるのと反対の方向)に乾かしてからセットすると、正面から見た時、髪の根元が見えにくくなります。ぜひ試してみてください。

分け目をジグザクにとりラインを見えにくくする様子
ホームカラーの塗り方

できるだけ髪に負担をかけない塗り方をしましょう

大前提として、ホームカラー剤は、美容院のカラー剤に比べて髪を染める力が強いものが多いことを知っておくといいでしょう。ホームカラー剤は、どんな髪質の人でも染まりやすいような配合になっている商品が多いのです。

そういったカラー剤を、すでにカラーリングしてある毛先に使うと髪にダメージを与えてしまうこともあります。カラー剤は、染めたい部分だけにピンポイントで使うことで、髪のダメージが最小限になります。

生え際が気になる場合は「伸びてきた根元部分だけを染めるもの」と思って、中間から毛先には、なるべくカラー剤をつけないようにしましょう。根元をめくるようにして塗るのがコツです。

根元をめくるようにしてカラー剤を塗る様子
白髪は隠すorぼかす

髪色のワントーン明るめを選べば自然な仕上がりに

根元の色の違いや、全体的な退色で特に気になるのが白髪。そんな白髪を全体的に染めたい場合、色選びにはコツがあります。染める方法は大きく分けて2つ。「隠す」か「ぼかす」です。黒い画用紙の上に白いクレヨンで線を引くと目立ちますが、ベージュの画用紙の上に白いクレヨンで描いた線はほとんど目立ちません。髪も同じ。全体を暗く染めて「隠す」のもいいのですが、白髪部分が薄く染まる程度の明るい色を選んで「ぼかす」のもおすすめ。次に伸びてきたときも、白髪が目立ちにくいというメリットがあります。

食器を洗う様子
カラー後のワンポイント

シャンプーはぬるま湯で髪は濡れたまま放置しない

カラーをした後は、髪のケアも大事です。髪は、濡れた状態のときが一番もろく、栄養分が逃げやすくなっています。そのため、カラーリングをして流し終わったら、濡れたままで放置せず、なるべく早く髪を乾かしましょう。

また、しばらくの間は、熱いお湯でシャンプーするのは禁止です。キューティクルが開いて、カラーが落ちやすくなってしまいます。38℃くらいのぬるま湯で、優しく洗ってください。これだけで、カラーリングの持ちもよくなりますよ。

家族で家事の分担をする様子
プロフィール写真

佐藤 友美    ―  yumi satou  ―

professional
profile

日本初のヘアライターとしてテレビ、ラジオ番組など多方面で活躍中。美容師以上に髪のことを知っていると、プロも認める存在。著書『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)は、8万部を超えるベストセラーに。近著は、髪型の選び方、美容院でのオーダー方法について詳しく解説した『女は、髪と、生きていく』(幻冬舎)を発行。さまざまな髪の悩みに歯切れの良い解説が好評で、幅広い年齢層から支持されている。

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佐藤 友美 yumi satou

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日本初のヘアライターとしてテレビ、ラジオ番組など多方面で活躍中。美容師以上に髪のことを知っていると、プロも認める存在。著書『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)は、8万部を超えるベストセラーに。近著は、髪型の選び方、美容院でのオーダー方法について詳しく解説した『女は、髪と、生きていく』(幻冬舎)を発行。さまざまな髪の悩みに歯切れの良い解説が好評で、幅広い年齢層から支持されている。