私たちが生まれながらに持つ、体のライン、筋肉や脂肪のつき方、骨や関節の大きさの特徴から、似合うデザインや素材、柄を導き出すのが骨格診断です。自分の骨格のタイプを知り、似合う服を選ぶことでスタイルアップが叶い、グッと垢抜けた印象になります。まずは、自分がどのタイプかを鏡を見ながらチェックしてみましょう！ 身長や体重などは関係ありません。自分の体の特徴がよく分からない！という場合は、周りの方やご家族、お友達とも比べてみてくださいね。

骨格診断 セルフチェック

体全体に立体感があり、メリハリのある体つきが特徴の「ストレート」タイプ。筋肉がしっかりあって、重心が高く、細身の人でもあまり痩せた印象に見えません。そのため、シンプルなデザインでＩラインを強調することにより、ほっそりと見え、スタイルアップが叶います。素材は、ウールやカシミヤ、シルク、レザーなど、しっかりとハリやツヤがあるもの、なめらかで上質なものが良いでしょう。柄は、色のコントラストが強い大きな花柄や上品なストライプ、無地などが似合います。首が短く胸元が厚いストレートタイプは、VネックやUネックで首元をすっきり、デコルテをシンプルに見せるのがオススメです。

ふんわり、ゆったり、ルーズなものは、着太りして見える可能性があるので気を付けましょう。

体が薄く、手首、足首が華奢で、なだらかな体のラインが特徴の「ウェーブ」タイプ。筋肉がつきにくく、重心が低いため、ウエストが細くなっているAラインや、短めの丈のトップスでつくるコンパクトなシルエットがスタイルアップを叶えてくれます。シフォンなどの薄手で柔らかな質感のものやモヘア、アンゴラ、ツイードなどふんわり感の出る素材が良いでしょう。柄は、小さな花柄や水玉、ギンガムチェック、レオパードなど、小さく柔らかな印象のものが似合います。首が長く華奢なウェーブタイプは、丸く詰まったクルーネックなどで、デコルテはなるべく出さないようにするか、出す場合はデザインのある襟元、もしくはネックレスなどをプラスすると、バランスが良くなります。

ダボっとしている丈の長いものは、野暮ったく見えるので気を付けましょう。

筋肉や脂肪よりも、骨が太く関節が目立つ「ナチュラル」タイプ。手足が長くフレームがしっかりしているため、体のラインが出ないデザインが似合います。素材は、リネンやコットンの天然素材、コーデュロイやデニムなどラフさやカジュアルさを感じる風合いのあるものが良いでしょう。柄は、ボタニカル柄や太いボーダー、ストライプ、ペイズリーなどの抽象柄が似合います。骨や関節が目立ち肩幅もがっしりしているナチュラルタイプは、鎖骨や肩のフレームを強調しすぎないことで女性らしさがUPします。ラウンドネックやスタンドカラー、タートルネックがオススメです。ポイントはざっくり、ゆったり系でまとめること。

ナチュラルタイプが苦手なのは、Aラインのコートやコンパクトなトレンチコート。肩幅が合わなかったり、がっしりと見えてしまったりするため、気を付けましょう。