四国各地には、さまざまな魅力を持った「e」場所があります。
そこは、電気(electricity)を
うまく活用している場所でもあります。
その気になるポイントを訪ねる「eしこく探訪」。
隠れた魅力のヒミツに迫ります。
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高知インターチェンジを降りて5分、高知市北部地域に位置する「救護施設 誠和園」は、2019年(令和元)に高知市から民間移管された施設です。生活保護法に基づき、心身の障害や生活困窮など、さまざまな理由から日常生活を送ることが困難になった方を受け入れ、生活全般を支援しています。
現在、70人の入所者の他、自宅での生活継続を目的とした通所者や一時入所者も受け入れ、地域におけるセーフティーネットとしての役割を担っています。
入所者の抱える身体や心の問題は一様ではありませんが、誠和園をわが家とする一人ひとりが、その人らしい生活ができるように配慮されています。車椅子でも生活可能な個室、地域の人々とふれあうことで社会生活への復帰を目的とした交流スペース、地域での生活を目指して単身生活の訓練を行う「地域生活移行支援室」、体力の維持・向上や生活のリズムを整えることを目的とした訓練作業スペースなどが設けられています。
「私たちの仕事は、施設の利用者だけでなく、そのご家族や地域の人々も含めた一人ひとりの命を守ることです。南海トラフ地震による津波を見据え、新築移転された誠和園は周辺道路から2m嵩上げして建築されており、地域住民を救える救護施設でありたい、と過去の震災時に起きた水害や火災、震災後のインフラの復旧スピードなどについても勉強しました。“オール電化”の選択は、それら全てを踏まえた結果です」と施設長の黒川由香さん。
入所者の楽しみの一つが食事です。今はコロナ禍でセットメニューの膳で提供していますが、本来は好きな料理を選んで楽しむバイキング形式。温かい料理は温かいまま味わってほしい、と保温ランプが設置されています。
栄養士の橋本幸枝さんが、食事で特に意識していることは、コロナ禍で運動不足になりがちな入所者の健康を考えたヘルシーな献立の作成です。橋本さんの思いを手助けする強い味方がスチームコンベクションオーブン(以下:スチコン)。スチコンだと、人気メニューの鶏の唐揚げ、豚カツ、コロッケといった揚げ物も少量の油でカロリーを抑えることができます。フライパンや蒸し器では大量の調理が難しい厚焼き玉子や茶碗蒸しなどの卵料理も短時間で調理ができ、温度管理が簡単なので、おやつも以前に比べて作りやすくなったそうです。「これまでカロリー計算で頭を悩ませていた料理も、スチコンの導入で油を控えて調理できるようになり、大助かりです」と橋本さん。
1階の「カフェテラスちたちた」は、地域との交流を図ることを目的としたカフェスペース。簡単に本格的なピザを焼くことができるように、と電気窯が設置されています。インドネシア語で「夢や希望」を意味する「ちたちた(cita・cita)」は、人と人、施設と地域を繋ぐため、出会いと交流を深める大切な場所です。
“オール電化”は、救護施設 誠和園の「ダイヤのように輝く人生を」の思いの一助となっているようです。
住所 |
高知県高知市一宮南町1丁目4-74 |
---|---|
電話番号 | 088-820-2231 |
URL | https://hata-dialife.jp/seiwa |
住所 |
高知県高知市薊野北町2丁目25-8 |
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電話番号 | 088-803-1122 |
URL | https://hata-dialife.jp |
撮影のためマスクを外している場合があります