人にとって有用な働きをする「善玉菌」が減り、腸内を腐敗させ有害物質をつくる「悪玉菌」が増えると、便秘や下痢以外にも様々な不調を引き起こすことが分かっています。
例えば肌荒れ。腸内環境が乱れると、肌をキレイに保つための栄養素が充分に吸収されず、ダメージを受けてもうまく修復できなくなります。腸では疲労回復や脂肪燃焼に必要なビタミン類の合成も行われており、腸の不調は疲れやすさや肥満に繋がります。腸には免疫細胞の70%程度が集まっているため、風邪や花粉症、アトピー、がんなど様々な病気にも影響を及ぼしています。さらに、精神安定に必要なホルモンであるセロトニンを腸内で90%以上も合成しているため、腸内環境の悪化はメンタルの不調を引き起こすことも。腸の健康は、心身の健康に直結しているのです。