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つながる安心。ひろがる信頼。 〜通信システム部の取り組み〜 つながる安心。ひろがる信頼。 〜通信システム部の取り組み〜

今や日常生活には欠かすことのできない通信ネットワーク。
良質な電気をお客さまに低廉かつ安定的にお届けするためにも
通信ネットワークは不可欠です。
今回は四国全域に広がる電力保安通信ネットワークと最新鋭の技術を駆使し、
電力の安定供給を支えている
四国電力送配電 通信システム部の取り組みをご紹介します。

24時間365日
信頼性の高い通信を

電気は、大量にためておくことができないため、常に電気の使用状況などに合わせて発電量を調整する必要があります。四国各地に所在する変電所、送電線などの電力設備を監視・制御・保護するための情報伝達や、運転員への操作指令などを、迅速かつ的確に行うために不可欠なのが、四国全域に広がる電力保安通信ネットワーク。そして、これを自ら設計・構築するとともに、その運用・保守を行っているのが四国電力送配電 通信システム部です。

24時間365日、安全で安定的な通信を実現できるよう、日々、強い使命感を持って、設備異常の有無を常時監視するとともに、適切な設備更新やメンテナンス、サイバーセキュリティの確保などに努めています。また、災害時に現場情報をリアルタイムに収集するための通信機器の導入などにも取り組んでいます。

さらに、AIを活用したシステムの開発や、社内各部署のさまざまな業務に対して最新鋭の情報通信技術(ICT)の活用を支援・推進するなど、より一層の業務効率化とコスト削減にも努めています。

四国全域に広がる通信ネットワークの図 四国全域に広がる通信ネットワークの図
こんなシステムを開発しました! こんなシステムを開発しました!
AIを活用した営巣検知システム AIを活用した営巣検知システム

停電の原因となるカラスの営巣。四国電力送配電では毎春、約2万個の巣を撤去しています。これまでは、巡視班が目視で確認し、撤去工事班に連携するまでに、大きな業務負担がかかっていました。そんな問題を解消すべく開発されたのが、電柱や電線といった配電設備に作られるカラスの巣を人工知能(AI)が自動的に発見する、営巣検知システム。このシステムでは、車両にカメラを搭載し、配電設備を撮影しながら走行します。巡視走行中にAIが撮影画像を瞬時に分析し、巣を見つけると、営巣の写真や位置情報などをリアルタイムで撤去工事班に連携します。停電防止対策の迅速な対応と巡視業務の省力化に向け、導入拡大を進めています。

AI活用によって期待される業務実施イメージの図 AI活用によって期待される業務実施イメージの図
遠隔作業支援システム(スマートグラス) 遠隔作業支援システム(スマートグラス)

スマートグラスは、カメラとマイクを内蔵しためがね型の通信機器。現地作業者が装着することにより、現地作業者が視認している設備等の映像を、離れた事務所にいる遠隔支援者とリアルタイムで共有することができます。遠隔支援者は、現地作業者の目線で的確な指示を出すことができ、効率的な作業支援に役立てられています。

遠隔作業支援システム(スマートグラス)の図 遠隔作業支援システム(スマートグラス)の図

通信システム部は、これからもすべてのお客さまに電気を低廉かつ安定的にお届けできるよう、電力保安通信ネットワークの合理的形成と効率的な保守・運用に取り組むとともに、最新鋭の情報通信技術を活用した一層の業務効率化・高度化に努めてまいります。