不用品リメイクのポイントは、「元の姿を感じさせないこと」。ちょっとしたアイデアやペイントをプラスして、素材が持つ元のイメージに引っ張られないよう意識することが大切です。
素材と出来上がったもののイメージギャップが大きいほど、完成したときの達成感や喜びが生まれ、リメイクがもっと楽しくなりますよ。
普段何気なく捨ててしまっている生活廃材を使って、自分好みのインテリア雑貨を作る「不用品リメイク」。材料が不用品なので、失敗を恐れることなく気軽にチャレンジできるのが魅力です。「塗る・貼る・切る」といった誰でも簡単にできる一手間を加えて、素敵なインテリア雑貨を作ってみましょう。
不用品リメイクのポイントは、「元の姿を感じさせないこと」。ちょっとしたアイデアやペイントをプラスして、素材が持つ元のイメージに引っ張られないよう意識することが大切です。
素材と出来上がったもののイメージギャップが大きいほど、完成したときの達成感や喜びが生まれ、リメイクがもっと楽しくなりますよ。
「塗る・貼る・切る」といった基本的な作業に必要なアイテムさえあれば、十分楽しむことができます。
お好みで数種類用意しましょう。臭いが少なく肌に優しい水性塗料は初心者でも使いやすいです。ターナー色彩株式会社の「ミルクペイント」シリーズは伸びが良く、マットな質感に仕上げることができ、色数も豊富です。画材店やホームセンターで手に入ります。
塗料を塗るための刷毛(筆)や塗装面にアレンジを加えるスポンジ、塗料の付着を防止するビニール手袋などを用意します。調色パレットや養生シートは、プラスチック製の空き容器やゴミ袋などの日用品で代用できます。
カッター、ハサミ、マスキングテープ、両面テープ、木工用ボンドがあればOK。
塗るだけ簡単! インダストリアルな空き瓶リメイク
ユニークな塗料選びや塗り方の工夫で、リアルなヴィンテージ感を演出します。
フタに密着剤を下塗りする
※上塗り塗料との密着性を高める働きがある
密着剤が乾いたら、金属風塗料を上塗りし、金属の質感を出す
2が乾かないうちに、スポンジで塗装面をポンポンと軽く叩くようにして筆跡をなじませる
3が乾かないうちに、鉄サビ風塗料をスポンジに付け、ところどころに付着させてサビのイメージを加える
アンティーク感たっぷりの空き缶リメイク
塗り方を工夫し、まるで本物のような経年感を表現したグリーンポットを作ります。
釘と金槌を使って、空き缶の底に排水用の穴を開ける
缶全体を密着剤で下塗りし、乾いたらお好みの色 の水性塗料でムラなく全体を上塗りする
2が乾かないうちに、水で薄めたクリーム色の水性塗料をところどころに塗り広げ、すぐにティッシュで拭き取る
※余分な水分を取り除く程度に押さえるだけでOK
3が乾いたら、水で希釈したステイン剤を塗り重ね、すぐにティッシュで押さえて自然な茶染みを加える
“塗る・貼る・切る”でおしゃれなディスプレイボックス
空き箱が標本箱風の大人かわいいディスプレイボックスに。
空き箱のフタの各端から1.5cmほど内側を切り抜く
下敷きを、下の箱の外寸と同じ大きさになるように切る
フタ全体を黒色の水性塗料で塗り、乾いたら内側に両面テープを貼り付け、カットした下敷きを取り付ける
下の箱も黒色の水性塗料で塗る
柳 美菜子 ― minako yanagi ―
「お金をかけずに楽しむ暮らしづくり」がモットーのDIYブロガー。100均グッズや廃材で作るプチプラ雑貨、独創的なペイントテクニックなど、オリジナルDIYアイデアをブログなどのWEBメディアを通して紹介。2016年よりターナー色彩公式DIYアンバサダーを務める。著書『柳美菜子さんのプチプラ雑貨ハンドメイド』(主婦と生活社)他。
ブログ「pink pinko life」https://pinkpinko.exblog.jp
柳 美菜子 minako yanagi
「お金をかけずに楽しむ暮らしづくり」がモットーのDIYブロガー。100均グッズや廃材で作るプチプラ雑貨、独創的なペイントテクニックなど、オリジナルDIYアイデアをブログなどのWEBメディアを通して紹介。2016年よりターナー色彩公式DIYアンバサダーを務める。著書『柳美菜子さんのプチプラ雑貨ハンドメイド』(主婦と生活社)他。
ブログ「pink pinko life」https://pinkpinko.exblog.jp