新年度のスタートは収支が大きく変化するタイミング。「1月に家計管理を始めたものの挫折してしまった…」という方も再び始めるチャンスです。しかし、続かない原因を取り除かなければ、挫折を繰り返す羽目に。そこで、今回は面倒なことをとことん省き、ストレスを減らした家計管理の方法やポイントをご紹介します。


家計管理の代表的アイテムである「家計簿」。家計簿をこまめに付けることでムダな出費を見極め、効果的に節約に取り組むことができます。「将来に備えたい」「家族旅行のためにお金が必要」など目標は人それぞれ。達成のためには、家計簿を通じて日々使えるお金を把握したり、使い方のペースを配分したりすることが大切です。
家計簿を付けているうちに陥りやすいのが、「きっちり付けること」自体が目的になってしまうというもの。そうなると、時間が取れず後回しにしてしまったり、付けるハードルが上がり続かなくなったりします。
家計簿はあくまでも手段。きっちり付けなくても、以下の3つが明確になれば目的達成と考え、まずは簡単な方法から取り組むのがおすすめです。





先述の目的さえ果たせれば、一円単位の正確さにこだわる必要はありません。挫折せずに続けるには「きっちり」をできるだけ手放し、割り切って取り組むのがコツです。



例えば3,876円の場合は3,900円といったように、十の位や一の位は四捨五入して記入します。計算が簡単になる上、電卓を出す手間も省けるため続けやすくなります。


家計簿を付けていると、財布の残金や口座の残金と次第にズレてくることも。一円単位で合わせようとするとストレスになりますが、大まかに把握できればOKと思いきって割り切りましょう。


市販の家計簿やアプリを使う場合、あらかじめ細かく費目が設定されていることもあります。しかし大切なのは、自分にとって必要かどうか。最低限の記入にとどめ、作業時間を短縮しましょう。




「どんな家計簿が良いか分からない」という方、「家計簿が苦手」「続かない」という方は、
カレンダーを活用した簡単家計簿から始めてみましょう!






手順はたったこれだけですが、付けてみると「毎日必ず出費がある」「月初に出費がかさむ」など、意外に感覚と現実の差が見えてきます。自分のパターンに気付くことで「出費ゼロの日を作ろう」「予算配分を意識して使おう」といった対策が立てられるようになります。


家計簿を通して把握したいのは、「今いくら使っているか」「あといくら使えるか」というリアルタイムな情報。従って、できるだけ後回しにしないことが重要です。ラクに続けられるよう、サッと書き込める環境を整えましょう。
レシートは財布に入れない
購入商品と同じ袋やバッグに入れましょう。帰ってきて片付ける際に必ずレシートを目にするので、財布に入れっぱなしで忘れてしまうのを防げます。
家計管理セットをまとめておく
家計簿とペン、電卓をセットにしておきましょう。サッと書いてすぐに戻しやすい場所にまとめておくと◎。冷蔵庫などキッチン周りに常備しておくのがおすすめです。
家計管理の第一歩は、お金の使い方のパターンに気付くこと。まずはしばらくの期間、記録し続けることに注力してみましょう。取り入れやすい方法から始めて、無理なく楽しく、自分なりのお金との付き合い方を見つけてください。
高木 瞳hitomi takagi
家計改善コンサルタント・アドバイザー。Ameba公式トップブロガー。ブログ「節約彩りLIFE*」やYouTubeチャンネル「ぽこりんママ」にて楽しくできる節約術や家事の時短術を発信している。https://ameblo.jp/konkonmanma/




高木 瞳 hitomi takagi
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