10月14日は「鉄道の日」。四国には、鉄道ファンに人気の電車や列車が数多くある。高知県を走る、とさでん交通株式会社の「路面電車」もその一つ。市街地では高知城やはりまや橋などの観光名所を背景に走る姿を楽しめ、線路と車道の距離が近い郊外では、自動車と近接して並走する様子が見られる。また外国からやってきたおしゃれなデザインの車両や、車内で宴会を楽しめる「おきゃく電車」なども評判だ。さらに鉄道ファンが集まった「高知の電車とまちを愛する会」が、路面電車を盛り上げようとさまざまな活動を行っている。
徳島県では、阿佐海岸鉄道株式会社の「デュアル・モード・ビークル(DMV)」が2021年(令和3)より運行を開始した。モードチェンジによって1台の車両が、線路と道路の両方を走ることができるもので、世界に類を見ない交通機関として話題を集めている。
地元の人々の足であり、観光資源としても重要な役割を果たしている2つの路線を訪ねた。
※電車の撮影は、乗客や通行人、自身の安全確保に細心の注意を払い、列車の定時運行に支障のないよう行いましょう。また、公共施設や私有地、立ち入りが禁じられている場所には無断で入らないよう注意しましょう。