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ひとことジャーナル
「もしも」に備える第一歩 日々の片付けで防災しよう 「もしも」に備える第一歩 日々の片付けで防災しよう

8月30日~9月5日は防災週間。「防災」と聞くと、非常用持ち出し袋の準備やハザードマップの確認を思い浮かべる方が多いと思います。でも実は、“日頃の片付け”こそが、命を守る第一歩です。例えば災害が起きたとき、通路が物でふさがれていたら…。避難が遅れるだけでなく、ケガや事故の原因にもなります。この機会に、防災目線で室内をすっきりと整えてみませんか?

「暗闇チェック」でリスクを確認しよう

災害はいつ、どこで起こるか分かりません。特に夜間に起こった場合は、暗闇で視界が極端に制限されるため、状況の把握が難しくなり、物にぶつかったり転倒したりするリスクも高まります。

まずは一度、夜に室内の照明を全て消し、スマートフォンのライトや懐中電灯の明かりだけで10分ほど部屋を見回したり、移動したりしてみましょう(ケガには十分ご注意ください)。足元の物や棚の角、コンセント周辺など、意外な場所に危険が潜んでいることに気付くはずです。日頃から、片付けを心がけることが、防災や安心・安全な住まいづくりにつながります。

今こそ実践! 防災につながる片付けのコツ

よく使う物・使わない物を見極めて絞り込み、取り出しやすく整えておくことは、いざというときに
落ち着いて行動する備えに! 室内を3つのエリアに分けて、片付けのコツをご紹介します。

玄関編
10秒で外に出られる玄関に整えよう

懐中電灯と蓄光テープで迷わず移動
懐中電灯は、玄関の決まった場所に常備。浅めのトレーなどに入れておくと、散らかりにくく、取り出しやすくなります。置き場所を決めて、家族全員に知らせておくことも大切な備えです。また、停電時の目印として、段差やドア周辺に蓄光テープを貼っておくと安心です。

出しておく靴は1人1足
履きやすい靴を1足出し、他の靴は収納を。靴の間隔は広めにしておくと、小さな子どもや高齢の家族も着脱しやすくなります。家族が多いと「誰の靴か分からない」といった混乱が起きやすいので、置き場所を家族ごとに分けておくのも◎。 玄関編
10秒で外に出られる玄関に整えよう

懐中電灯と蓄光テープで迷わず移動
懐中電灯は、玄関の決まった場所に常備。浅めのトレーなどに入れておくと、散らかりにくく、取り出しやすくなります。置き場所を決めて、家族全員に知らせておくことも大切な備えです。また、停電時の目印として、段差やドア周辺に蓄光テープを貼っておくと安心です。

出しておく靴は1人1足
履きやすい靴を1足出し、他の靴は収納を。靴の間隔は広めにしておくと、小さな子どもや高齢の家族も着脱しやすくなります。家族が多いと「誰の靴か分からない」といった混乱が起きやすいので、置き場所を家族ごとに分けておくのも◎。
キッチン編
重い物・刃物・備蓄品の置き場所を決めよう

落下に備えた場所に収納
ホットプレートや鍋などの重い物を収納する際は、“頭より低い位置”が基本! 自分や家族の身長に合わせて、場所を決めてみましょう。長らく使っていない大型調理器具は、思い切って手放すのも一案。安全と収納スペースを同時に確保できます。包丁などの刃物は出しっ放しにせず、“とりあえずシンクへ”を習慣にしておくと思わぬケガを防げます。

備蓄品は目につく場所に
備蓄品は物置やクローゼットにしまい込まずに、すぐに取り出せる定位置を決めておきましょう。賞味期限はラベリングやリストで見える化を。水も火も使わずに食べられる缶詰やレトルト食品は、日頃から使い慣れておけば、非常時にも戸惑うことなく使え、安心感やストレスの軽減につながります。 キッチン編
重い物・刃物・備蓄品の置き場所を決めよう

落下に備えた場所に収納
ホットプレートや鍋などの重い物を収納する際は、“頭より低い位置”が基本! 自分や家族の身長に合わせて、場所を決めてみましょう。長らく使っていない大型調理器具は、思い切って手放すのも一案。安全と収納スペースを同時に確保できます。包丁などの刃物は出しっ放しにせず、“とりあえずシンクへ”を習慣にしておくと思わぬケガを防げます。

備蓄品は目につく場所に
備蓄品は物置やクローゼットにしまい込まずに、すぐに取り出せる定位置を決めておきましょう。賞味期限はラベリングやリストで見える化を。水も火も使わずに食べられる缶詰やレトルト食品は、日頃から使い慣れておけば、非常時にも戸惑うことなく使え、安心感やストレスの軽減につながります。
リビング編
リラックススペースに安全地帯を作ろう

隠す収納でケガを防ごう
テーブルの上に置きがちなペンや紙類、リモコンなど、細々したものは床に落ちると転倒によるケガの原因に。パッと目についたら引き出しにしまい、時間が空いたときに整理する習慣をつけましょう。また、電源コードや充電ケーブルの絡まり・散乱は転倒や火災のもと。通気性が良いボックスやケーブルホルダーでまとめ、ラベリングしておけば、何のコードかすぐに分かり、より安全に管理できます。

壁面収納で散らかり対策
リビングは物が散らかりやすい空間。突っ張り壁面収納を上手に活用することで整理でき、家具の転倒リスクも減らせます。避難時には安全な動線も確保でき安心。収納の際は、重い物は下の段に配置し、割れ物は耐震ジェルや落下防止バーを使うと、揺れによる落下を防ぐ手助けになります。

安全地帯をラグで目印化
いざ、リビングから動けなくなったときに備え、家族が集まりやすいリビングに安全地帯を作ってみましょう。揺れて動く照明の下や家具の周辺は避けて、部屋の一角にラグを。そこに家族人数分のクッションを準備しておくと、頭を守る簡易的な防災アイテムとしても役立ちます。 リビング編
リラックススペースに安全地帯を作ろう

隠す収納でケガを防ごう
テーブルの上に置きがちなペンや紙類、リモコンなど、細々したものは床に落ちると転倒によるケガの原因に。パッと目についたら引き出しにしまい、時間が空いたときに整理する習慣をつけましょう。また、電源コードや充電ケーブルの絡まり・散乱は転倒や火災のもと。通気性が良いボックスやケーブルホルダーでまとめ、ラベリングしておけば、何のコードかすぐに分かり、より安全に管理できます。

壁面収納で散らかり対策
リビングは物が散らかりやすい空間。突っ張り壁面収納を上手に活用することで整理でき、家具の転倒リスクも減らせます。避難時には安全な動線も確保でき安心。収納の際は、重い物は下の段に配置し、割れ物は耐震ジェルや落下防止バーを使うと、揺れによる落下を防ぐ手助けになります。

安全地帯をラグで目印化
いざ、リビングから動けなくなったときに備え、家族が集まりやすいリビングに安全地帯を作ってみましょう。揺れて動く照明の下や家具の周辺は避けて、部屋の一角にラグを。そこに家族人数分のクッションを準備しておくと、頭を守る簡易的な防災アイテムとしても役立ちます。

片付けが後回しになっている場所には、思わぬ危険が潜んでいます。防災目線でこまめに片付けていると、快適に過ごしながら、いざというときに避難しやすい空間を作れます。小さな見直しが、大きな安心につながりますよ。

professional

迎 純子junko mukai

整理収納アドバイザー、防災士。「わが家のかたづけ」代表。徳島県在住。自身の得意とする「かたづけ」を仕事にすべく起業し、「整理収納サービス」「整理収納セミナー」をスタート。東日本大震災をきっかけに、防災士資格を取得。「日々のおかたづけが減災に!」を伝える活動もしている。
https://okataduke.biz/

迎 純子
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迎 純子

迎 純子junko mukai

整理収納アドバイザー、防災士。「わが家のかたづけ」代表。徳島県在住。自身の得意とする「かたづけ」を仕事にすべく起業し、「整理収納サービス」「整理収納セミナー」をスタート。東日本大震災をきっかけに、防災士資格を取得。「日々のおかたづけが減災に!」を伝える活動もしている。
https://okataduke.biz/