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土佐の鍛冶仕事×デザインの魅力 心地いい切れ味の「一生もの」

土佐の鍛冶仕事×デザインの魅力 心地いい切れ味の「一生もの」

土佐打刃物の圧倒的な切れ味と洗練された形。「kishimame」シリーズは、暮らしを楽しくする道具を展開するブランド「tann」が手がけるオリジナル包丁です。

鎌倉時代の刀鍛冶に端を発し、山林から台所まで高知の人々の暮らしを支えてきた「土佐打刃物」。熱した鉄を鎚(つち)で打ち、用途に応じて形や大きさ、厚みを整えるという工程の細部にわたり、職人技が息づいています。

tannを運営する嶋崎絵里さんにとって、土佐打刃物は子どもの頃から身近な存在でした。上京し会社員として働くなかで、「土佐打刃物の魅力をもっと広めたい」との思いが強くなり、2020年(令和2)に帰郷を決断。鍛冶職人や木工職人と一から関係を築き、翌年に「kishimame」シリーズを発表しました。「刃物は消耗品」という先入観を払拭し、デザイン性と機能性を兼ね備えた、土佐打刃物の新たな価値を打ち出す作品です。地元でお茶の原料として親しまれるキシマメがモチーフの柄は、やわらかなフォルムで手によくなじみます。

今後は斧や鉈(なた)など「厚みのある刃物の文化」の継承にも意欲的で、「高知の職人たちが誇りを持って伝えてきた技術を、国内外に発信したい」と嶋崎さんは語ります。

築90年の商家で、暮らしを楽しくする道具を販売するセレクトショップ「hako-hako」を運営
築90年の商家で、暮らしを楽しくする道具を販売するセレクトショップ「hako-hako」を運営

tann / hako-hako

住所
高知県香美市土佐山田町東本町5丁目2-13
営業時間
13:00〜18:00
営業日
金・土・日曜日
WEBサイト
https://tanntosaknife.com/
Instagram
https://www.instagram.com/tanntosaknife/