2025年09月30日
四国電力株式会社

2025年9月 社長定例記者会見の概要

 

 令和7年9月30日、宮本社長が「『よんでんグループ中期経営計画2030』および『よんでんグループ人材戦略』の策定」および「ブランドステートメントの策定~『しあわせのチカラになりたい。』に込めた想い~」について説明いたしました。

【「よんでんグループ中期経営計画2030」および「よんでんグループ人材戦略」の策定】
(詳しくは「『よんでんグループ中期経営計画2030』および『よんでんグループ人材戦略』の策定」をご覧ください。)

 はじめに、それぞれの計画や戦略に込めた想いをお伝えしたいと思います。
 新たな中期経営計画の策定に当たっては、従業員とも数多くの対話を重ね、当社グループが今後も持続的に成長していくために何が必要か、何を大切にしていくべきかを徹底的に議論してまいりました。その過程で、「地域に根差し、地域の発展やお客さまの快適・安全・安心な暮らしに貢献し続けていくこと」こそが、当社グループが変わらず守り続けていくべき普遍的な考えであることを再認識し、その想いを2030年度に向けた目指すべき姿や経営目標、具体的な取り組みなどに反映いたしました。
 また、こうした経営目標等の実現には、あらゆる世代の従業員がやりがいや誇りを持ち、能力を最大限に発揮していくことが不可欠ですが、新たに策定した「人材戦略」では、従業員一人ひとりの挑戦・成長を促すと同時に、そうした従業員の取り組みを支える環境を、会社が責任を持って整備していくという、強い決意を込めております。

<よんでんグループ中期経営計画2030>
 現行の中期経営計画では、地域の発展に貢献し、持続的に成長・発展していくことを目指し、電気事業とそれ以外の事業を両輪に事業運営を進めてまいりました。同計画で掲げた経営目標については、最終年度となる今年度、概ね達成できる見通しとなっております。
 一方、当社グループを取り巻く事業環境を俯瞰しますと、世界的な脱炭素化の流れを受け、低炭素・脱炭素電気に対するお客さまニーズの高まりが見られることに加え、将来的には、AIの普及やDXの進展によるデータセンター事業の拡大などにより、電力需要が増加する可能性が生じております。
 当社グループは、「脱炭素化」や「デジタル化」の進展に伴うこれらのニーズや可能性をチャンスと捉え、更なるグループとしての成長と地域の発展への貢献を目指すための新たな指針として、「よんでんグループ中期経営計画2030」を取りまとめました。

 本計画では、電気をはじめとするエネルギー事業と情報通信事業を「コア事業」として位置付け、収益性向上と事業規模拡大の両立を目指すとともに、国際事業などの「拡張領域」は、更なる成長を目指すポイントとして注力し、脱炭素電力供給・エネルギーソリューション事業は、新たな事業の柱へと育成していけるよう「挑戦領域」として位置付け、これら3つの事業領域を推進することで、本計画で掲げた利益目標や収益性に関する指標などの新たな経営目標の達成に取り組むとともに、グループ全体の持続的な発展を実現してまいる所存であります。

 また、当社グループでは、本計画の策定に併せて、グループビジョンを改めて整理いたしました。
 具体的には、
・事業環境が変化する中においても、当社グループが引き続き大切にしていくべき普遍的な考えである「地域と共に」を、改めて存在意義として位置付け、
・事業環境の変化を見据え、エネルギー事業とデジタル事業を両輪とした成長に軸足を置くことを示すため、「エネルギーとデジタルで未来を創造」を、当社グループの目指す姿として新たに示し、
・グループ共通の願いである「しあわせのチカラになりたい。」を、引き続き、コーポレートメッセージとして掲げ、
これら3つを合わせて、グループビジョンといたしました。

<よんでんグループ人材戦略>
 新たな人材戦略では、労働力人口の減少や就業意識の多様化など、人材を巡る社会情勢の変化に柔軟に対応しつつ、「エネルギーとデジタルで未来を創造する」という、当社グループが目指す姿の実現に向けて、「会社と従業員が共に成長しながら持続的に価値を創造する」ことを基本方針としております。

 この方針のもと、事業成長の原動力となる従業員一人ひとりが、お客さまや地域の皆さまの「しあわせのチカラになりたい。」との想いを共有しながら、経営戦略の実現に向けた挑戦を通じて成長し、新たな価値を創造していけるよう、様々な人材マネジメント施策を推進し、「組織としての収益力・創造力・総合力の最大限の発揮」と、従業員の「充実した人生の実現」を目指してまいります。

【ブランドステートメントの策定】
(詳しくは「ブランドステートメントの策定~『しあわせのチカラになりたい。』に込めた想い~」をご覧ください。)

 このブランドステートメントは、当社グループのコーポレートメッセージである「しあわせのチカラになりたい。」という言葉に込めた、「サービスの先にある皆さまのことを思い浮かべながら取り組む姿勢」や、「地域の安心・未来を皆さまとともに支えていきたいという願い」をより分かりやすくお伝えするために策定したものであり、全従業員で共有することはもとより、地域の皆さまへも積極的に発信していくことで、私たちの取り組みの背景にある想いを感じ取っていただきたいと考えております。

 当社グループは、この新たな中期経営計画・人材戦略・ブランドステートメントの下、皆さまの「しあわせのチカラ」となり、地域の発展と、快適・安全・安心な暮らしに貢献することで、企業グループとしての持続的な成長を目指してまいる所存であります。


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