平成20年9月7日
四国電力株式会社

伊方発電所3号機  復水導電率の上昇について

  第11回定期検査のため出力降下中の伊方発電所3号機(加圧水型、定格電気出力89万キロワット)において、9月6日22時08分、2次系水質の異常を示す信号が発信されたため、現地確認をした結果、復水器A水室の復水導電率が上昇していることを確認しました。
  その後、監視を強化しながら、当初の予定通り、9月7日0時20分に送電を停止して、定期検査を開始しました。
  復水器A水室の水質を確認した結果、ナトリウムおよび塩素が有意に検出されたことから、微量な海水が混入したものと推定されました。
  なお、混入した海水は、復水脱塩装置により除去されるため、運転上および停止操作上、問題とはなりません。

  今後、今回の定期検査において、詳細調査を行います。

  本事象による環境への放射能の影響はありません。

  本件は、国の法律に基づく報告事象に該当するものではありません。

(参  考)

○ 復水器
  細管内に海水を通して低圧タービンから出た蒸気を冷却し、再び復水(2次冷却水)に戻す機器。
○ 復水導電率
  導電率とは、電気抵抗の逆数である。
  復水器細管内から海水が復水(2次系冷却水)に混入した場合などに電気抵抗が小さくなり導電率が上昇する。
以  上


添付資料  伊方発電所3号機  復水器まわり系統概略図



添付資料

伊方発電所3号機 復水器まわり系統概略図

 (印刷用)伊方発電所3号機 復水器まわり系統概略図  (PDF-18KB)

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