当社は、2月2日、伊方発電所3号機の耐震安全性評価結果報告書を原子力安全・保安院へ提出するとともに、安全協定に基づき、愛媛県・伊方町へ提出しました。
(当社プレスリリース)
これを受け、2月4日、愛媛県から当該報告書の内容について愛媛県環境安全管理委員会技術専門部会の委員の意見が一部反映されていない点があるとして、当社に対して、検討の上、報告を求める旨の要請文が出されました。
【要請文の内容】 |
平成21年2月2日付けで貴社から提出のあった「伊方発電所3号機『発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針』の改訂に伴う耐震安全性評価結果報告書」については、伊方発電所環境安全管理委員会技術専門部会における下記の意見が反映されていないので、速やかに検討、追加のうえ報告するよう要請します。 記 伊方発電所敷地前面海域の断層の地震動評価において、不確かさの考慮として、大きい方のアスペリティの位置を発電所の前面としたケースを評価すべきである。 |
アスペリティ:地震時に急に大きくずれるところ |
(当社の対応)
当社としましては、現状の耐震安全性評価において、すでに種々の不確かさを考慮しており、愛媛県からの要請文の指摘事項については、中央構造線に関する当社の調査結果やアスペリティの位置に関する論文等の知見を踏まえて検討した結果、不確かさとして考慮する必要のないケースと判断し、報告したものであります。
なお、当該報告書においては「アスペリティの位置については、地質調査の結果に基づいているため不確かさの考慮は行わない」と、その旨を明示しております。
今後、今回の愛媛県からの要請に対しては、追加検討を行ったうえ、伊方原子力発電所環境安全管理委員会技術専門部会において説明するなど、ご理解いただけるよう努めてまいります。
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