平成21年10月07日
四国電力株式会社

伊方発電所3号機 復水導電率の上昇事象に対応した調査等の実施について

通常運転中の伊方発電所3号機(加圧水型、定格電気出力89万キロワット)において、9月25日、2次系水質の異常を示す信号が発信し、復水器ホットウェルBの導電率の上昇を確認したことから、水質の分析を実施しました。
 その結果、同日10時30分頃、ナトリウムおよび塩素が検出され、微量な海水が復水器内に混入したものと推定されました。
 なお、混入した海水は、復水脱塩装置により除去されるため、運転継続に問題はありません。 

(9月25日 お知らせ済み)

現在、復水器ホットウェルBの導電率は安定しており、プラントの運転継続に問題はありませんが、念のため、10月13日から約1週間程度の予定で、出力を約95%まで下げて、復水器ホットウェルBへの海水混入の原因と考えられる細管の漏えい箇所の特定等に関する調査・処置を行うこととしました。

 

(参考)

○復水器
 細管内に海水を通して低圧タービンから出た蒸気を冷却し、2次系冷却水に戻す機器。

○復水導電率
 導電率とは、電気の流れやすさを示す割合で、電気抵抗の逆数です。
 復水器細管内から海水が2次系冷却水に混入した場合などに復水の電気抵抗が小さくなり導電率が上昇します。

以    上

 

添付資料 伊方発電所3号機 復水器まわり系統概略図

 


添付資料

伊方発電所3号機 復水器まわり系統概略図

PDFマーク (印刷用)伊方発電所3号機 復水器まわり系統概略図  (PDF-23KB) 

 

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