当社は、更なる安全の向上を目指した自主的な取組みとして、耐震裕度2倍確保を目指して、安全上重要な設備に対して耐震評価を行い、必要に応じ耐震性向上工事を実施しております。
3号機では、安全上重要な機器等、約130設備が裕度2倍確保の対象設備となりますが、これらのうち、直流電源装置(充電器盤、ドロッパ盤)については、4月末に耐震性向上工事を実施しました。
このたび、その他の設備について裕度の確認が終了し、すべての設備について2倍の裕度が確認できました。
なお、使用済燃料ピットクレーンは転倒せず、使用済燃料に直接影響を及ぼすことはないと考えておりますが、当該クレーンの構成部品に、耐震裕度が小さいものがあることから、より一層の安全・安心のため、8月完了を目途に、当該部品を強度の優れた材質のものに取替える耐震性向上工事を実施します。
1号機、2号機についても本年度中に耐震評価を行い、必要に応じ耐震性向上工事を実施し、平成27年度までに完了する計画であります。
当社は、引き続き、更なる安全性の向上をはかるとともに、皆さまにご安心していただけるよう、安全対策の一層の充実に努めてまいります。
以上
(別紙1)伊方発電所の耐震裕度2倍確保に係る検討の概要
(別紙2)伊方発電所3号機
耐震裕度2倍確認設備(PDF-18KB)
(別紙3)伊方発電所3号機 使用済燃料ピットクレーン構成部品
耐震性向上工事概略図 (PDF-141KB)
伊方発電所の耐震裕度2倍確保に係る検討の概要
伊方発電所の対象設備について、ストレステスト等の結果から耐震裕度が2倍未満の設備を抽出し、耐震裕度詳細評価により実質的な耐震裕度が2倍以上確保されていることを確認する。
耐震裕度2倍確保に係る検討の流れ