平成24年07月31日
四国電力株式会社

平成24年7月 社長定例記者会見の概要

  平成24年7月31日、千葉社長が「平成24年度第1四半期連結決算の概要」を中心に説明を行ないました。


【平成24年度第1四半期連結決算の概要】
 (詳しくは「平成24年度第1四半期 連結決算の概要」をご覧ください。)

(電力需要)
 電灯電力需要は、前年同期に比べ3.8%減の64億65百万kWhとなりました。
 このうち、家庭用などの電灯需要は、電力需給への関心が全国的に高まる中、昨年を上回る節電影響があったとみられることなどから、3.6%減となりました。産業用の大口電力は、生産活動が弱含んでいることなどから、4.3%減となりました。
 また、電力他社への融通送電等も、前年同期に比べ75.4%減の3億91百万kWhとなり、この結果、電灯電力需要に、融通送電等を加えた総販売電力量は、前年同期に比べ17.5%減の68億56百万kWhとなりました。

(電力供給)
 次に、これらの需要をまかなう電力供給であります。
 水力は、出水率が低下したことなどから、前年同期に比べ2.0%減の9億66百万kWhとなりました。
 また、原子力は、伊方発電所の全号機停止により、発電電力量はゼロとなりました。
 この結果、火力は、前年同期に比べ27.3%増の60億46百万kWhとなりました。

(収支状況)
 まず、営業収益いわゆる売上高でございますが、電灯電力需要や融通送電量の減などにより、前年同期に比べ8.0%減、113億円減収の1,290億円となりました。

 一方、営業費用につきましては、総販売電力量は減少したものの、伊方発電所停止に伴う火力の増などにより、需給関連費(燃料費+購入電力料)が大幅に増加したことから、前年同期に比べ16.4%増、210億円増加の1,488億円となりました。

 以上の結果、営業損益は、198億円の損失となり、支払利息など営業外損益を差引き後の経常損益は、216億円の損失、また、法人税等差引き後の四半期純損益につきましては、149億円の損失となりました。

 なお、平成24年度の業績予想についてでございますが、現時点では、依然として伊方発電所の再稼働時期を見通すことが難しい状況にあることなどから、業績・配当ともに、未定としております。
 今後、業績ならびに配当予想が可能となった時点で、速やかにお知らせいたします。

 平成24年度第1四半期連結決算の概要については、以上であります。

【至近の需要動向】
 最後に、節電要請期間に入って約1ヶ月が経ちましたので、足元の需要動向について、一言触れておきたいと思います。

 7月の前半は、雨の日が多く気温が低めだったこともあって、最大電力は400万kW台前半の水準で推移しておりましたが、7月半ば以降は、梅雨明けとともに気温が上昇し、500万kWを超える水準まで需要が伸びてきております。
 それでも、今年7月の最大電力は、節電目標の基準である一昨年の値を大幅に下回っております。詳細な分析はこれからになりますが、この背景としては、お客さまに取り組んでいただいている節電の効果も相当程度出ているものと考えております。

 こうした需要動向のもと、関西電力大飯発電所3・4号機の運転再開に伴い、西日本全体における電力需給が幾分改善し、緊急時には、他電力からの応援融通を受けられる可能性が高まったことから、先般、節電の目標レベルを7%から5%に見直しさせていただきました。
 しかしながら、今夏の電力需給が依然として厳しい状況にあることに変わりはありませんし、また、過去の実績をみても、8月に入りますと、需要水準が一段と高まることが予想されます。
 このため、お客さまには、ご迷惑をおかけいたしますが、引き続き、節電にご協力を賜りますようお願い申し上げる次第です。

 また、当社におきましても、緊張感を絶やすことなく、日々の保守管理や巡視に努め、全社を挙げて安定供給の確保に万全を期してまいる所存であります。

以上





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