平成25年07月31日
四国電力株式会社

平成25年7月 社長定例記者会見の概要

平成25年7月31日、千葉社長が、「平成25年度第1四半期連結決算の概要」を中心に説明いたしました。

【平成25年度第1四半期連結決算の概要】
 (詳しくは「平成25年度第1四半期連結決算の概要」をご覧ください。)

 (電力需要)
 電灯電力需要は、前年同期に比べ2.2%減の63億26百万kWhとなりました。このうち、家庭用などの電灯需要は、前年を上回る節電影響などから3.1%減となり、産業用の大口電力は、生産活動の弱含みなどから3.3%減となりました。
 また、電力他社への融通送電等は、前年同期に比べ53.5%減の1億81百万kWhとなり、この結果、電灯電力需要に、融通送電等を加えた総販売電力量は、前年同期に比べ5.1%減の65億7百万kWhとなりました。

 (電力供給)
 水力は、昨年を上回る渇水となったことから、前年同期に比べ24.5%減の7億30百万kWhとなりました。また、火力は、前年同期に比べ1.3%増の61億26百万kWhとなりました。なお、原子力は、引き続き伊方発電所が全号機停止しており、発電電力量はゼロとなっております。

 (収支状況)
 営業収益は、総販売電力量は減少したものの、昨年7月に開始された再生可能エネルギー固定価格買取制度に基づく費用負担調整機関からの交付金の計上などにより、前年同期に比べ1.4%増、19億円増収の1,309億円となりました。
 営業費用については、需給関連費(燃料費+購入電力料)は前年並みとなりましたが、人件費や修繕費をはじめ経営全般にわたる費用節減に努めたことなどから、前年同期に比べ3.6%減、53億円減少の1,435億円となりました。
 以上の結果、営業損益は、126億円の損失となり、支払利息など営業外損益を差引き後の経常損益は、138億円の損失、また、法人税等差引き後の四半期純損益につきましては、90億円の損失となりました。

 なお、平成25年度の業績予想についてですが、現時点では、依然として伊方発電所の再稼働時期を見通すことが難しい状況にあることなどから、業績・配当ともに、未定としております。
 今後、業績ならびに配当予想が可能となった時点で、速やかにお知らせいたします。


【伊方3号機 新規制基準適合性確認に係る申請について】

 当社は、新規制基準に対する伊方3号機の適合性確認に係る申請書類を取りまとめ、今月8日、原子力規制委員会に提出いたしました。
 既に、今月16日から原子力規制委員会による審査が開始されておりますが、私どもといたしましては、1日でも早く適合性確認がいただけるよう、今後とも原子力規制委員会の審査に真摯に対応してまいります。
 申し上げるまでもなく、原子力発電所の安全確保は私どもの責務です。当社といたしましては、新規制基準を確実にクリアするのはもちろんのこと、今後とも規制の要求にとどまることなく不断の努力を重ね、伊方発電所の更なる安全性・信頼性向上に万全を期す決意です。

 加えて、伊方発電所の運営にあたっては、地域の皆さまのご理解と信頼が不可欠です。
 当社といたしましては、伊方発電所は地域の信頼の上に成り立っていることを肝に銘じ、先般、新たに通報連絡統括監を配置するなど強化を図った通報連絡体制のもと、いわゆる伊方方式を堅持し、情報公開の徹底に努めてまいります。

 また、立地地域の理解活動についても、引き続き、しっかりと取り組みたいと考えており、今年度も発電所周辺20km圏内のお客さまを対象とした「訪問対話活動」について、例年よりも1ヵ月前倒しして、8月27日から9月末までの予定で実施いたします。この活動を通して、伊方発電所の安全対策や情報公開への取り組み等について、ご説明したいと考えております。


 【電気料金値上げの審査状況について】

 当社は、2月20日の値上げ申請以降、国の電気料金審査専門委員会等において申請内容を審査いただいてまいりました。今月24日には査定方針案が示され、現在は、最終的な査定案の策定や、経済産業省と消費者庁の協議が進められていると聞いており、審査はまさに大詰めを迎えております。
 正式に認可をいただければ、その段階で、私自ら、皆さまにご説明する機会を設けたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 




以上

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