「電気の使用量は変わらないのに、電気料金が上がったり下がったりするのはどうして・・?」そんな風に感じたことはありませんか?今回のプロムナードでは、「燃料費調整制度」が電気料金とどう関わっているのかについて、一緒に紐解いていきたいと思います。




毎月の電気料金は前月の検針日から今月の検針日の前日までを1カ月として、その間の電気の使用量に基づいて計算します。
電気料金には燃料費調整額という毎月変動する調整額があります。




燃料価格や為替レートの変動を毎月電気料金に自動的に反映させる制度。
燃料価格が、四国電力が基準としている燃料価格(基準燃料価格)を上回ると電気料金にプラスされ、下回るとマイナスされます。
このため、電気の使用量が同じでも電気料金が上がったり、下がったりします。
なお、燃料価格が電気料金に反映されるタイミングは2カ月後です。






日本の電気の7割以上は火力発電で作られています。
火力発電には燃料が必要ですが、燃料となる「石炭・原油・LNG(液化天然ガス)」のほとんどを海外から輸入しています。
このため、燃料価格は国際情勢や為替レートに大きく影響され、上がったり下がったりするなど日々変動しています。
これらの変動をできる限り速やかに電気料金に反映させるため、燃料費調整を行っています。


昨年のロシアのウクライナ侵攻以降、国際情勢は大幅に変動し、エネルギーを取り巻く環境は大きく変わりました。燃料価格も一時は異次元の高水準で推移していましたが、年明け以降は低下傾向にあります。
電気料金をはじめとする、私たちの生活に必要不可欠な“電気”にまつわるさまざまなこと。
ライト&ライフでは、これからも皆さまの知りたい情報をお届けしていきます。


四国電力の燃料費調整制度について、さらに詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。