入社するまで
香川県で生まれ育ち、「地元の四国に貢献できる仕事がしたい」という思いが人一倍強くありました。
工業高校の機械科で学んだ同級生の中には、他県の自動車メーカーなどに就職する人も多かったのですが、私にとっては生活に欠かせない「インフラ」で地元の人の暮らしを支えられる仕事のほうが魅力的でした。
内定をいただいたときには、大規模な発電施設で専門的な技術と知識を身につけ、技術者として大きく成長できるという期待も大きかったです。
入社後に乗り越えた不安
最初は「交替制の当直勤務についていけるかな」という心配がありました。
高校を出たばかりの自分が、深夜から朝にかけて仕事をすることもある24時間365日体制で働けるのか。
実際に入ってみると1ヵ月ほどで慣れましたし、先輩方もいつも体調を気にかけてくれたり、話しやすい雰囲気をつくり、サポートをしてくれたおかげで無事に働き続けることができました。
今ではむしろ、「止められない場所を守っている」という使命感を感じています。
CAREER STEP 01入社1-3年目
火力本部 坂出発電所 当直
発電設備の起動停止操作や日常点検
発電設備の起動停止操作や点検など、運転員としての基礎的な知識・技術の習得に励みました。
右も左も分からないところから始めましたが、要領書や基礎についての図書も活用し学びました。
また、敷地内にあるシミュレーターで訓練を重ねていくうちに、段々と身についていきました。
発電所を止めないためには「トラブルにいかに対処するか」が鍵になり、数十億円規模の損害を避けるために、あえて稼働停止させる決断をすることもあります。
実際のトラブル発生時に先輩方が迅速に対応にあたるのを目の当たりにして、発電所運営の責任の重さを実感しました。

CAREER STEP 02入社4-6年目
火力本部 坂出発電所 当直
発電設備の運用/
オペレーター試験の準備・受験
この時期からは、6年目に控える「オペレーター試験」の合格が大きな目標になりました。
責任のかかる役割であるオペレーターの試験では、単なる操作の習得だけでなく、トラブル発生時に判断や対処ができるかが問われます。
復水器真空低下が発生した際の初動対応および原因調査を行い、原因を特定したうえで、今後の対応を迅速かつ適切に実施する。
昼夜を問わずに勉強に励んだ結果、試験に無事合格することができました。
CAREER STEP 03入社7-10年目
火力本部 坂出発電所 当直
原因究明・再発防止策の検討/
チームメンバーの指導
発電所の運転技術を磨きながら、チームリーダーとして指導もするようになった時期です。
ボイラやタービン、電気設備などを担当するメンバーに自分が学んできたことを教える一方で、これまでの「トラブル対応」から「原因を突き詰めて、再発防止策を検討する」までのプロセスが求められるようになりました。
繰り返し発生するトラブルに対し、動作の改善、さらには根本解決策の検討を行ったことで、技術者としての思考力と問題解決力を大きく成長させることができた期間でした。

CAREER STEP 04入社10-12年目
火力本部 坂出発電所 当直
異常予兆検知システムの
導入プロジェクトに参加
坂出発電所の設備異常を早期に検知するシステム(異常予兆検知システム)の導入プロジェクトには、運転経験が長く、現場経験も豊富であったことから携わりました。
発電所に蓄積された膨大な運転データ(ビッグデータ)をもとに過去10年以上のトラブル事例を調査し、発生しやすいトラブルを検知できるよう、モデルを作成しました。
異常検知の基準となる水温や負荷の数値データなどを盛り込んで完成したシステムは、中央制御室で警報が鳴る1ヵ月半前に予兆を検知し、数千万円規模の経済的損失を未然に防ぐことに成功しました。
この経験を経て、人間の目による監視には限界がある中で、DXによってより広範かつ継続的な監視が可能になることに、その可能性と重要性を強く実感しています。
CAREER STEP 0512年目-現在
火力本部 坂出発電所 保修課
設備の保守業務/約8ヶ月間の育児休職
現在は、保修課で設備の保守業務を担当。
運転員としての経験を活かし、設備メンテナンスや更新の検討、トラブル発生時の復旧対応と原因究明に取り組んでいます。
また私生活では、二人目の子どものために約8ヶ月間の育児休職を取得しました。
第一子のときはメジャーでなかった「男性の育休」も、今ではあたりまえの選択になりつつあります。
赤ちゃんの成長をすぐそばで見守ることができて、人生にとってかけがえのない体験になりました。

CAREER VISION今後のよんでんキャリアビジョン
社会や時代の潮流に乗って、坂出発電所にDXを積極的に活用していければと思います。
部品や機器の故障を予測する「予防保全」に役立て、破損してからの対応や耐久年数の経過にもとづく判断よりもずっと早い、高効率な保全が可能になるはずです。
そして仕事と家庭の両立についても、自分自身が「男性社員でも安心して育休を取れる」ことのロールモデルとなり、発電所での仕事と家庭の両立をさらに広げられるのではないかと思います。

