対策Ⅰ 地震の揺れに備えて

ショートムービー
個別対策の詳細

● 強固な岩盤上に設置

伊方発電所の安全上重要な建物は、強固な岩盤上に直接設置されています。そのため、これらの建物が受ける地震の揺れは、軟らかい表層地盤上の建物に比べて1/2~1/3程度となります。

● 基準地震動の策定

過去の地震や活断層の存在により、震源が特定されている地震については、伊方発電所の北方沖合を通って九州に至る「中央構造線断層帯」などについて詳細に調査した上で、不確かな部分は、より厳しい条件を設定して、最大規模の地震の揺れ(基準地震動)を策定しました。また、地震と活断層の関係が不明確であった地震についても「震源を特定せず策定する地震動」として基準地震動に加えました。

● 耐震性の向上対策

蒸気発生器などの安全上重要な設備や、水素処理装置などの重大事故等対処設備について、新たに策定した基準地震動に対する耐震性評価を行い、必要なものについては耐震性向上工事を行いました。また、当社独自の対策として、これらの設備のうち重要なものについて、概ね1,000ガルの揺れにおいても機能するか確認し、必要なものについては耐震性向上工事を実施しました。