対策 Ⅵ 自然現象・火災に備えて

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個別対策の詳細

● 竜巻対策

国内最大級の竜巻(最大風速100m/秒)による飛来物から設備を保護するため、重油タンクを防護材で覆うとともに、海水ピットの上面を防護金網で覆うなどの対策を講じました。また、竜巻によって設備が飛ばされないための対策も講じました。

● 森林火災対策

周辺の森林火災から建物や設備への延焼を防止するため、周辺約35mにある樹木を伐採するとともに、モルタル吹付を実施しました。

● 内部火災対策

2系統設置された重要設備を、耐火壁によって分離したり、異なる種類の火災感知器や自動消火装置を追加設置するなど、火災対策を強化しました。

● 火山灰対策

火山の噴火によって空気中の火山灰濃度が非常に高くなった場合でも、非常用ディーゼル発電機の機能を確実に維持できるよう、外気を取り込む吸気消音器から火山灰が侵入するのを防止するため、着脱可能で高性能な火山灰フィルタを導入しました 。また、仮に非常用ディーゼル発電機の電源が失われた場合でも、ほかの複数の手段で原子炉を冷却することが可能です。