対策 Ⅴ 重大事故に備えて

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個別対策の詳細

● 水素処理装置(3号機:18台)

原子炉格納容器に溜まった水素による爆発を防止するため、水素を減少させる装置(触媒式5台と電気式13台)を設置しました。

● 代替格納容器スプレイポンプ
(3号機:1台)

原子炉格納容器内に冷却水を散布し、内部の圧力の上昇を抑制する既設の格納容器スプレイポンプに加え、代替スプレイポンプを設置しました。

● 大型放水砲(2台)、
大型ポンプ車(2台)

原子炉格納容器が万一破損した際、放射性物質の放出を抑制するため、水を破損部へ放水する大型の放水砲とポンプ車を配備しました。

● ホイールローダ(2台)、
バックホウ(2台)

迅速な事故対応のため、がれき撤去用のホイールローダと自主対策としてバックホウなどの重機を配備しました。

● 緊急時対策所

重大事故時の対応拠点として、発電所の状況を把握する設備や通信設備を備え、放射線の遮へい設計を講じた、耐震性の高い対策所を追加設置しました。

● 特定重大事故等対処施設(3号機)

航空機の衝突やテロを想定し、既存の設備が使えない事態でも、重大事故が発生した際に原子炉格納容器の破損による放射性物質の放出を抑制するための施設を設置しました。(2021年10月5日より運用を開始)