電気なんでもQ & A
電気にまつわる、身の回りの「なぜ?」に答えます。
コンセントの穴の長さがちがう理由は?
電線にとまっている鳥は、感電しないの?
IH調理器は火を使わないのに、どうして調理ができるの?
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コンセントの穴の長さは右と左でちがうの?
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電気製品のプラグをさすコンセントには左右2つの穴があります。この穴をよく見ると、左右で長さがちがいます。
ふつうは左が長くて9mm、右は7mmです。
長いほうの穴は、接地側といい、「アース線」につながっています。一方、短い方の穴は、電圧側といい、100Vの電圧がかかっています。
コンセントの穴は左右それぞれの役割がちがうため、長さがちがいますが、電気製品のプラグはどちら向きにさしても使えます。
家庭で見られるアースつきコンセント
コンセントの穴に
針金などをさすと、
感電など大事故につながる。
プラグ以外のものをさすのは、
絶対にやめよう!
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電線にとまっている鳥はなぜ感電しないの?
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電線にとまっている鳥が感電しないのは、電気の性質と鳥のとまり方に秘密があります。電気は、電圧の高いところから低いところに流れます。鳥が1本の電線にとまっている場合は、右あしと左あしの間で電圧の差はほとんどないので、鳥の体に電気は流れません。そのため、電線にとまっている鳥は感電しないのです。
しかし、もしも鳥が2本の電線にまたがってとまった場合は、2本の電線の間に電圧の差があるため、鳥の体に電気が流れ、感電してしまいます。
電線をさわったり、
電柱にのぼったりするのは、
絶対にやめよう!
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電磁調理器(IH)は火を使っていないのにどうして熱くなるの?
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電磁調理器(IH)は、ガスこんろとちがって、ほのおでものを温めているわけではありません。
電磁調理器の中には、コイル(電線を巻いたもの)が入っています。コイルに電気を流すと、コイルの周りに磁力線(磁石の力)ができ、金属のなべを通るときに、「うず電流」という電気を起こします。うず電流がなべを流れると、電気ていこうのために、電気の一部が熱に変わります。その熱で調理しているのです。ですから、電磁調理器には、底が平らで電気を通す材質のなべが使われます。
「電気ていこうってなに?」も見てみよう。
電磁調理器のしくみ
上から見たところ
横から見たところ
金属ではない
土なべやガラスのなべは、
電磁調理器では
調理できない。