発電の原理
電気が生まれるしくみや原理をみんなで考えてみよう!
発電機のしくみ
発電機とは、電気をつくり出す装置のことです。自転車のライトをつけるための小さな発電機や、発電所にある大きな発電機など、大きさはさまざまです。
発電機は、コイル(銅やアルミニウムなどでできた導線を巻いたもの)の中で磁石を回転させることで電気をつくっています。発電するためには、磁石を回転させるエネルギーが必要です。
磁石の中で
コイルを回転させても、
同じように電気ができる。
電磁誘導
コイルのそばで磁石を動かすと、コイルに電気が生まれます。これを電磁誘導といいます。
発電機は、電磁誘導のしくみを利用して電気をつくっています。
磁石を動かし
電気をつくり続けるには
どうしたらいいのかな。
電磁誘導を発見したファラデー
電磁誘導を発見したのは、イギリスのマイケル・ファラデーです。かじ職人の家に生まれたファラデーは、製本屋で働くうちに科学に興味を持ち、独学で実験をするようになりました。化学者のデービーの助手になったあとは、化学の研究をして、ベンゼンの発見などの功績をあげました。続いて電気や磁気の研究を手がけ、1831年に電磁誘導を発見しました。
子どもたちに科学の現象を説明する講演本、『ロウソクの科学』でも知られています。
興味を持ったことを
自分で試してみるって
大事なんだな。
発電機とモーター
発電機とモーターは、しくみが同じです。磁石の中でコイルを回転させて電気をつくっているのが発電機。
その逆に、磁石の中のコイルに電気を流すと、コイルが回転します。これがモーターです。
発電機
モーターは自動車や
ゲーム機などいろいろなものに
使われている。
モーター