電気をつかう
私たちのくらしに欠かせない電気。
家庭や学校、会社などで、どのように利用されているのでしょうか。
日常にある電気
私たちの身の回りには、電気を利用しているものがたくさんあります。家の中を見わたしても、多くの電気製品が使われています。
これらの電気製品は、電気のエネルギーを動力や音、熱、光などに変えています。
家の中だけでも
たくさんある。
電気がないと、動かなかったり、
使えなかったりするものが
多いのだ。
くらしの中で使うエネルギー
私たちはくらしの中で、電気をはじめ、たくさんのエネルギーを使っています。エネルギーを利用することで、とても便利で快適な生活を送ることができています。
電気以外にも、
ガソリンやガスなどの
エネルギーも使っているんだね。
エネルギーはくらしに
欠かせないんだな。
いろいろなところで使われる電気
家庭以外にも、いろいろなところで電気が使われています。
会社や商店では、室内を快適な温度に保つためにエアコンを使用しているほか、パソコンやコピー機を使ったり、大型冷蔵庫で商品を保存したりして、電気を利用している。
工場では、機械を動かしたり、重いものを移動したりする動力などとして電気が使われる。
新幹線、電車、電気自動車などの乗り物(交通機関)にも電気が利用されている。
きみたちが
通っている学校では、
どのように
電気が使われているかな。
電力と電力量
電気エネルギーを表す場合、「電力」や「電力量」という言い方をすることがあります。電力と電力量は、水道のじゃ口と水の関係で考えることができます。
電力
電気が仕事をする力
[単位] | W(ワット) |
kW(キロワット) |
水道のじゃ口の太さ(面積)にあたる。
電力量
電気を使った量
[単位] | Wh(ワットアワー) |
kWh(キロワットアワー) |
水道から出た水の量(体積)にあたる。
電気製品の
取扱説明書に
「消費電力」「消費電力量」と書かれている
こともある。
家庭での電気の消費量
家電製品のふきゅうによって、家庭でのエネルギー消費量のうち、約3割を家電・照明などがしめるようになっています。
1世帯あたりの電力消費量は、増加けい向にありましたが、2011年の東日本大震災以降、省エネ機器のふきゅうなどもあって、減少に転じています。
家庭部門用途別エネルギー消費量
出典:原子力・エネルギー図面集
一世帯あたりの電力消費量の移り変わり
出典:原子力・エネルギー図面集
1日の電気の使われ方
電気の使われ方は、時間帯によって大きく変わります。
多くの人が活動を始める朝から、工場や会社で機械やパソコンなどを動かすことで、使われる量が増え始めます。それに加え、気温が高くなると、エアコンを使うようになるので、さらに電気がたくさん使われるようになります。
こうした電気の使われ方の変化に合わせ、常に必要な電気を届けています。
四国のある夏の日の電気の使われ方