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電気のつくりかた

火力発電

げんざい、日本の電気の7わり以上いじょうは、火力発電でつくられています。
火をつかうこの発電ほうほうについて調べてみましょう。

火力発電のしくみ

 火力発電のほんてきなしくみは、石油、石炭、てんねんガスなどをやしてお湯をわかし、そこからられたじょういきおいでタービン・発電を回転させて電気をつくるというものです。

火力発電のしくみ
火力発電所のタービン発電機

火力発電所のタービン発電

タービンは、「羽根車」のこと。
1分間に3600回も回転して、
ちょくせつつながっている発電
電気をつくっているよ。

ファイやん
デンキッキー

火力発電のおもなしゅるいには
「汽力発電」
「ガスタービン発電」
「コンバインドサイクル発電」
があるよ。


汽力発電

 石油、石炭などをボイラーでやしたねつで高温・こうあつじょうをつくり、そのエネルギーでじょうタービンを回し、発電で電気をつくります。
 火力発電のなかでも、主力となるしゅるいです。

汽力発電のしくみ

汽力発電のしくみ
デンキッキー

じょうの力で
タービンを回すほうほうだ。


ガスタービン発電

 とうや軽油、LNG(えきてんねんガス)などのねんりょうやして温度の高いねんしょうガスをつくり、そのエネルギーでガスタービンを回し、電気をつくります。がたで高い出力をられるというてんがあります。

ガスタービン発電のしくみ

ガスタービン発電のしく
デンキッキー

じょうではなく、
ねんしょうガスの力で
タービンを
回しているんだ。


コンバインドサイクル発電

 ガスタービンを回したあとののこりのエネルギーでじょうタービンを回す、こうりつのよいしゅるいです。2つのタービンを一度に回すので、同じりょうねんりょうでも、ほかの火力発電よりたくさんの電気をつくることができます。

コンバインドサイクル発電のしくみ

コンバインドサイクル発電のしくみ
デンキッキー

四国電力では、
さかいで発電所1、2号が、
このしゅるいだ。

火力発電のとくちょう

 火力発電には、次のようなとくちょうがあります。

火力発電のとくなこと
安定してたくさんの電気をつくることができる。
出力の調整がしやすい。
火力発電の問題になること
発電するときに、さんたんを出す。
ねんりょうのほとんどをにゅうにたよっている。
ねんりょうがいつかなくなるおそれがある。

 四国で使われる電気のやく6わりは火力発電によるものです。
 また、せつや時間たいによって大きくわる電力使用にあわせて電気をつくる調整役であるとともに、発電りょうあんていな太陽光・風力発電のバックアップもたんとうしています。

四国にある火力発電所

坂出発電所(香川県坂出市)

さかいで発電所(がわさかいで市)

西条発電所(愛媛県西条市)

西さいじょう発電所(愛媛えひめ西さいじょう市)

橘湾発電所(徳島県阿南市)

たちばなわん発電所(とくしまなん市)

阿南発電所(徳島県阿南市)

なん発電所(とくしまなん市)

火力発電とかんきょう
大気せんふせ

 石油や石炭などをやすと、おうさんぶつちっさんぶつなどが発生します。火力発電所では、それらをできるだけらすように、さまざまなかんきょうたいさくをしています。

電気集じんそう

電気集じん装置

ちりやほこりを取りのぞ

はいえんだつりゅうそう

排煙脱硫装置

おうさんぶつ(SOx)を取りのぞ

はいえんだっしょうそう

排煙脱硝装置

ちっさんぶつ(NOx)を取りのぞ

おもな国の発電電力りょうあたりのSOxとNOxのりょう(火力発電所)

おもな国の発電電力量あたりのSOxとNOxの量(火力発電所)

出典:原子力・エネルギー図面集

日本の火力発電所の
かんきょうたいさくは、
さいしんじゅつをとり入れていることもあって、
世界さいこうレベルだ。

ファイやん

石炭ばいの活用

 石炭をねんりょうとする火力発電所では、石炭をやしたあとのはいが発生します。その石炭ばいゆうこうようするための研究が進められ、さまざまな分野で使われるようになっています。

火力発電所から出る石炭ばい

フライアッシュ

フライアッシュ

クリンカアッシュ

クリンカアッシュ

コンクリートにぜる

コンクリートに混ぜる

提供:四国地方整備局

セメントにぜる

セメントに混ぜる

提供:四国地方整備局

道路のそうざいにする

道路の舗装材にする

グラウンドなどの土にぜる

グラウンドなどの土に混ぜる
ヨン

みんなのすぐ近くでも、
使われているかも?