再生可能エネルギーを利用した発電
近年、急速にふきゅうしている太陽光発電も
再生可能エネルギーを利用した発電のひとつです。
風力発電や地熱発電、バイオマス発電のしくみとともに、
調べてみましょう。
太陽光発電
太陽光発電のしくみ
太陽光発電は、太陽の光エネルギーを受けると電気をつくり出す太陽電池を利用した発電方法です。
太陽光発電の特ちょう
太陽光発電には、次のような特ちょうがあります。
- 太陽光発電の得意なこと
- 太陽光さえあれば、どこでも発電できる。
- エネルギー源がなくなる心配がない。
- 発電するときに二酸化炭素を出さない。
- 太陽光発電の問題になること
- 雨やくもりの日は発電量が少なくなり、夜は発電できない。
- 今のところ設備にかかる費用が、比かく的高い。
- 火力や原子力と同じ量の発電をするには、広い土地が必要。
天候によって
発電量が変化するのに備えて、
火力発電が調整役として
スタンバイ
してくれているのよ。
メガソーラー発電
メガは「100万の」、「大きな」、ソーラーは「太陽の」という意味です。「メガソーラー発電」とは、出力が100万W以上の、とても大きな太陽光発電のことです。
風力発電
風力発電のしくみ
風の力で風車を回し、風車につながっている発電機を回転させて電気をつくります。
風力発電の特ちょう
風力発電には、次のような特ちょうがあります。
- 風力発電の得意なこと
- エネルギー源がなくなる心配がない。
- 発電するときに二酸化炭素を出さない。
- 風力発電の問題になること
- 風の強さや風向きによって発電量が左右される。
- 風がふかないときや強すぎるときは発電できない。
- 火力や原子力と同じ量の発電をするには、広い土地が必要。
四季があり、
台風が通過する日本では、
適した場所が
実は少ないんだ。
地熱発電
地熱発電のしくみ
火山の地下深くには、高温のマグマがあります。このマグマのエネルギーの一部を蒸気として取り出し、発電に利用するのが地熱発電です。
火山の多い日本で、
エネルギーを有効に
利用する方法ではあるが、
つくれる場所は
限られている。
バイオマス発電
バイオマス発電のしくみ
イネのもみがらや森林から出る間ばつ材、家畜のふんなど動植物から生まれた燃料(バイオマス燃料)を発電に利用するのがバイオマス発電です。
四国電力の
西条発電所では、
燃料の石炭と木質バイオマスを混ぜ合わせて
発電している。