石炭
石炭にはどのような特ちょうがあり、
どこから日本にやってきているのでしょうか。
調べてみましょう。
石炭のでき方と特ちょう
石炭は、大昔の植物が積もって地中にうまり、何億年もの長い時間に、土砂の重みや地球の熱によって、岩石のように変化したものと考えられています。

植物などが積もる。

土砂の重みや地熱などによって変化する。

何億年もかけて石のように固くなる。
石炭には、次のような特ちょうがあります。
- 他の化石燃料に比べて、採れる年数が長い。
- 存在している地域が広く、安定的な供給が望める。
- 値段が安い。
- 固体なので、移動させるのにコンベアなどの設備が必要。
- 燃やすと、二酸化炭素や硫黄酸化物、窒素酸化物などを多く出す。
石炭は日本でも
最も古くから使われている
エネルギー源だ。
石炭が採れる場所
石炭は、世界各地で採れます。なかでも、アジア・オセアニア、ヨーロッパ・ユーラシアが多い地域となっています。

かつて日本でも
広く生産されていた石炭。
石油や海外の安い石炭が手に入るようになり、
現在ではほぼ全量を
輸入している。
日本の石炭輸入
日本は、石炭の7割近くをオーストラリアから輸入しています。
日本の国別石炭輸入比率()

出典:日本のエネルギー 2023(資源エネルギー庁)