運転データ等の解析による異常検知
火力発電所の運転に当たっては、プラントの温度や圧力をはじめとする各種運転データを監視・解析し、設備異常の有無を判断していますが、運転員の経験値の差により、異常検知に係る時間や精度にばらつきが生じることが課題となっています。
このため、蓄積した運転データとAI・センサーを組み合わせて異常兆候を早期に検知する仕組みの導入を進めています。
<異常検知のイメージ>
熱画像解析による異常検知
火力発電所のモーターやポンプ等の過熱による設備異常については、一部は温度検出器で監視しているものの、その他の部分は巡視点検で把握しており、早期発見が課題となっています。
このため、赤外線カメラによる常時監視とAIによる熱画像解析技術を組み合わせ、設備異常の早期発見に向け、実証試験を進めています。
<異常検知のイメージ>
(参考)AIを活用した熱画像解析による火力発電設備異常の早期発見に向けた取り組みについて(2022年05月26日プレスリリース)