水力発電所における主機および周辺機器の保守・点検に当たっては、運転状態をリアルタイムで監視できる主機監視装置を導入するなど、業務の省力化を図っております。
一方で、運転状態の変化や漏油・漏水などの確認には、保守員における目視点検や異音・異臭確認等に頼らなければならない部分もあり、現場での直接確認が必要となっているため、保守業務の更なる省力化に向け、センサーやAI解析技術の導入を検討しているところです。
具体的には、既存の主機監視装置に、五感センサーからのデータを取り込むことによる現場出向機会の削減、更には、各種データをAIにより分析し、早期の異常検知に繋げていくことを目指しております。
<保守・点検業務の効率化・高度化に向けたイメージ>