
主力燃料である石炭の調達・配船業務を担う。

日々状況が変化する中で在庫を切らさないよう配船。
火力発電所で使用する化石燃料である石炭の調達業務に従事しています。石炭は当社で使用する化石燃料のうち、最も高い割合を占める主力の燃料で、主に豪州やインドネシアから調達しており、年間で数十隻もの配船があります。中でも私の担当は、石炭の配船業務です。「いつ、どの種類の石炭を、どのくらい、どの船で、どこに持っていくか」を、発電所の在庫量や石炭の性状等を確認しながら決定し、配船します。電力需要や船の動静など、日々状況は変化するため、関係各所と密に情報連携を行い、何かトラブルがあっても在庫が切れないよう綿密に計画を練っています。 燃料の調達業務においては、産炭地・船・発電所など、どれか一つの状況の変化が、すべてに影響を与えます。例えば、荒天の影響で石炭の生産が間に合わない場合、すでに予定していた配船を変更し、代替として使用できる他の石炭を早急に調達しなければなりません。緊急の電話連絡一つで、描いていた計画がガラリと変わったこともありました。だからこそ、常にすべての配船状況や懸念点を頭に入れて整理し、状況変化に瞬時に対応できるようにしています。また、四国電力は豪州に「YNエナジー」という関連会社を設立しており、私自身も海外での勤務を目標の一つとしているため、英語の学習もプライベートで進めています。
日々の自分自身の頑張りが地域の安全・安心に貢献。
万が一、石炭の在庫が切れると、電力供給に支障をきたすリスクにつながります。その責任が伴うものの、日々の自分自身の頑張りが地域の皆さまの安全・安心に貢献していると思うと、とてもやりがいを感じます。また、配船業務については「一筋縄ではいかないところ」がおもしろさだと言えます。壁にぶつかる度に理解できることが増え、判断力も向上したと感じています。加えて、業務の中で海外の企業も含めた多種多様な取引先と連絡を取るのですが、時には取引先と本気で頭を悩ませながら案を練ることもあり、社外の方と「一緒に仕事をしている」と感じられるのも、配船業務の楽しさだと思います。 近い将来の目標は、まず燃料のスペシャリストになることです。石炭だけでなく、LNGや石油、バイオマス燃料の知識も持ち、燃料全体を語れるようになりたいです。業務を通して、貪欲に知識を吸収し、経験を深めていきます。また、プライベートも大切にして人間力も高めたいと思っています。一見、人間力は仕事には関係ないように見えるかもしれませんが、燃料調達の交渉の場では高い人間力も大切です。加えて、2021年度から、平日夜と土曜に大学院(ビジネススクール)に通っています。大学院での学びをいつか仕事に活かすこと、これが今後の大きな夢です。
- メールチェック、動静の確認
- 取引先(商社・船会社等)への連絡
- 発電所への連絡
- 情報整理・計画の修正
- 昼食
- 打合せ(グループ内へ情報を共有)
- 来客対応・決定書の作成等
- 関係各所への連絡
- 退社