
タフな交渉を重ね、調達コスト削減に挑む。

取引先と価格交渉を重ね、低価格・高品質な送電線を調達。
電力会社は、お客さまに電気を供給するため、発電所・送電線・変電所といった巨大な設備を保有しています。資材部門の仕事は、これらの設備建設あるいは維持管理に必要な資機材、工事、さらには日常業務に使用される事務用品にいたるすべてについて、「良いものを、必要なときに、より安く」調達することです。その中で私が担当しているのは、四国中に張り巡らされた送電線などの調達です。調達に際しては、主に交渉を通して価格低減を図っていますが、より安く買いたい私たちと、できるだけ高く売りたい取引先では立場を異にするため、時には非常にタフな交渉になります。そうした時でも、取引先とは、常に公平かつ友好的な信頼関係を構築するよう努めています。 新規取引先の開拓による競争発注の拡大、まとめ発注によるスケールメリットの追求、低価格・高品質を実現するための総合評価方式の導入など、さまざまな調達手法の検討を行っていますが、こうした取り組みを進めていくうえでは、技術部門との連携が不可欠となるため、事務系であっても技術的知識の習得が求められます。そのため、最新の技術動向や他社の導入状況などに目を光らせるとともに、時には現地設備を見学するなどして、知識習得に努めています。
技術面にも明るいマルチプレイヤーを目指す。
電力自由化の時代にあり、より一層のコスト削減が要求される中、資材部門が調達する資機材・工事の金額は、会社の利益に直接的につながるため、経営に大きな影響を与えます。年間の契約規模は1,700億円と非常に大きく、案件によっては一件数千万、あるいは億単位の契約もあり、緊張感があります。その中で、市況動向や取引条件、過去契約実績などをふまえ、取引先と論理的に価格交渉を行った結果、過去契約実績や予算と比較して安価に契約できた時は大きな喜びを感じます。また、技術部門の社員にお礼を言われたり、労われたりしたときには大きなやりがいを感じます。 資材部門では新規取引先開拓も行っていますが、直接的な取引先は国内メーカが多いため、今後は海外取引先の開拓などにも取り組みたいと考えています。そのためには、語学力の向上は必須であり、技術的知識を深めることも不可欠です。今後は、技術面にも明るいマルチプレイヤーを目指すとともに、将来的には、これまで培った経験や視点を活かし、新規事業の立案にも挑戦したいです。
- 始業、メールチェック
- 技術主管部からの問い合わせ対応
- 調達施策検討に向けたミーティング資料作成
- 昼食
- メーカ・工事業者との価格交渉、打合せ
- 交渉・打合せ内容の議事録作成
- 査定資料の作成
- 終業