YONDEN RECRUITMENT
脱炭素社会に向け、風力発電所の建設に挑む。

脱炭素社会に向け、風力発電所の建設に挑む。

技術系発電コース
四国電力 再生可能エネルギー部門藤川 仙大

風力発電所の建設を目標に、風況の解析や概略設計を行う。

総理大臣より「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言があったように、世界的にCO2排出削減を目指し、再生可能エネルギーの大幅な導入が求められています。そうした中、四国電力では、「2030年度までにグループ会社を含め、国内外で50万kWの再生可能エネルギー電源の開発」を目指しています。私が所属している再生可能エネルギー部では、既設発電所の運用や再開発・出力増強に並行して、国内の再生可能エネルギーの新規開発を行っており、私はその中で風力開発を担当しています。新たな風力発電所の建設を目標に、開発地点の発掘を行いながら、有望な地点については風況の解析や概略設計を行っています。 入社以来、再生可能エネルギーの一つである水力発電所に係る業務に携わってきましたが、それ以外の業務や新規電源開発は初めての経験であるため、何を行うにしても挑戦です。発電所の建設や運用を行う上では、安全を確保するためにさまざまな技術的ルールが設けられています。ルールの中には、火力や原子力、水力、風力などさまざまな電源に共通している内容もあれば、各電源に特化した内容もあります。風力発電の例では、台風などの強風時でも損傷しない強度を持つ風車でなければ採用できないなどのルールがあり、設計の段階でこのようなルールをクリアする必要があります。このため、風車メーカや解析業者と都度打ち合わせを行い、ルールをクリアしながら、経済性を担保しながらも優れた風力発電所を開発できるよう取り組んでいます。

自身が設計した発電所が地図に残ることがやりがい。

再生可能エネルギーは、エネルギー源が「自然」であり、例えば同じ風力発電であっても、地点によって方向や強弱などの風の吹き方(特性)や地形が異なるため同じ発電所はありません。そのため、開発の検討にあたっては、検討地点における風の特性を把握し、それを考慮した風車配置の設計や発生電力量の予測などの検討を行う必要があります。このような各地点の条件や適合性を考慮した発電所作りが再生可能エネルギー開発のおもしろさだと感じています。また、さまざまな検討をクリアした際には、自身が設計した発電所が地図に残ること、お客さまの生活を支える電気を作り出していくことが、一番のやりがいであると強く感じています。 現在の目標は、現在検討している風力発電所を実現させることです。四国電力では水力発電所は数多くあるものの、グループ会社を含めても太陽光や風力など水力以外の再生可能エネルギーは少ないのが現状です。このため、まずは検討中の案件をしっかりと形にし、その後多くの再生可能エネルギーの開発を手掛け、再生可能エネルギー発電所を増やしていくことが目標と考えています。また、今までの業務経験や新規電源開発の経験を活かし、再生可能エネルギーを活用した新規ビジネスや海外での電源開発についても機会があれば挑戦したいと思っています。

ある日のスケジュール

朝礼、メールチェック
関係するメーカや事業者との打合せ
調査や設計など
昼食
作成した資料を上長へ報告、相談
部内ミーティング
終業