YONDEN RECRUITMENT
難条件と向き合い新規建物を設計する。

難条件と向き合い新規建物を設計する。

技術系土木建築コース
四国電力 土木建築部門建設計画グループ神野 貴紀

建物の安全性の技術的評価と、新たな建物の設計に携わる。

東日本大震災での福島第一原子力発電所事故を受けて、原子力発電所に関する新規制基準が制定され、原子力発電所の運転(再稼働)に対して、非常に高いハードルが設定されました。よんでんにとって最も重要な発電施設である伊方発電所の再稼働に向けて、非常に大きな地震や竜巻など、通常の設計では想定しないような自然現象に対して、発電所に設置されている建物が安全であることを技術的に評価し、国の審査(ヒアリング)において説明を行うなどしてきました。 現在、新たに設置する建物について、その建物に要求される構造条件や仕上げなどの仕様に関して、関連する部署の社員と打ち合わせを重ねながら設計を進めています。要求条件が非常に複雑であり、機械や電気設備の設計条件と建物の設計条件の折り合いをつけるのが困難で、一見すると成立しないのではないかというような案件です。山積みの課題に対して要求条件の背景をよく理解した上で斬新なアイデアを提案したり、これまでの業務で得た人脈をフル活用したりして、課題を一つひとつ確実かつスピーディに解決して設計をまとめ、早く建物が完成するようチャレンジを続けています。

廃炉に関わるプロジェクトで、安全で合理的な工法に挑戦したい。

建物の設計や技術評価を行う上では、関係する部署とのコミュニケーションとスケジュール管理が非常に重要です。どんなに複雑な課題でも、解決までの道筋を立て、ミーティングを通じて関係者を巻き込みながら検討を進めた結果、自分で組んだスケジュール通りに計画が進み、関係者全員が満足する成果が得られたときはとてもやりがいを感じます。また、さまざまな知識や経験を持つ人たちと協力しながら課題を一つひとつクリアしていく中で、技術者としてのスキルが高まり、人脈が広がっていくところに仕事のおもしろさを感じています。 原子力発電所は、高経年化にともない、今後、廃炉のフェーズへと進んでいきます。廃炉については、国内では前例がきわめて少なく、これから開拓されていく分野だと思われます。伊方発電所でも1、2号機の廃炉にかかる取り組みが始まっており、今後、工事ヤードの調整や最新技術の導入などの検討を重ねながら、建屋などの解体工事を決めていきます。そのようなプロジェクトに携わって原子力施設の安全で合理的な工法を導入し、ひとつの成功事例の立案に挑戦したいと考えています。

ある日のスケジュール

始業、メールチェック
他部門との設計に関するミーティング資料を作成
作成したミーティング資料に関してグループ内でミーティング
昼食
他部門との設計ミーティング
ミーティング内容の整理・設計検討資料の作成
新入社員から担当業務の進捗状況報告を受ける
他部門からの依頼業務に対応
終業