水資源への取組

方針

当社グループは、環境基本方針に「環境負荷の継続的低減」、環境行動指針に「エコオフィスの活動」を盛り込み、取水や排水の水質に係る法令等を含む環境法令違反ゼロを目標とするとともに、水の有効利用や節水に取り組むなど、水環境への影響低減に向けた取り組みを進めています。
また、環境基本方針に「地域と一体となった環境保全活動」を盛り込み、地域のみなさまと水環境保全の取り組みを実施しております。

(参考情報)よんでんグループ環境方針「環境基本方針、環境行動指針」

水資源の有効利用

発電所、オフィスの各拠点において、水資源の取組方針に沿った有効利用の各種取組を実施しています。具体的には、

  • 水力発電については、電源の脱炭素化に貢献することから、既存水力発電の設備更新の機会を捉えて、高効率水車を導入し、河川水の使用量を変えることなく出力を増強しており、水資源の有効利用推進に努めています。
  • 火力発電や原子力発電については、タービン駆動に利用した蒸気(淡水)を冷却して水に戻し、そのほとんどを再び蒸気用に利用することにより、水使用量を削減しています。
  • オフィスについては、各拠点において、水道蛇口付近への節水啓発表示や雨水のトイレ洗浄水への利用など、独自に節水の取り組みを行い、水資源の有効利用に努めています。

水リスクの評価

国際環境NGOの世界資源研究所(WRI)が提供する、地域ごとの水リスクを評価できるツールである「WRI Aqueduct Water Risk Atlas」を用いて、水リスクを評価しました。
事業場(発電所や変電所、オフィス)がある四国エリアは「Low-Medium」であり、水リスクが高い地域における取水や水の消費は無いと想定しています。

2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
Aqueduct 評価 事業場数 総取水量 水消費量
(千m³)
事業場数 総取水量 水消費量
(千m³)
事業場数 総取水量 水消費量
(千m³)
事業場数 総取水量 水消費量
(千m³)
事業場数 総取水量 水消費量
(千m³)
淡水
(千m³)
海水
(千m³)
淡水
(千m³)
海水
(千m³)
淡水
(千m³)
海水
(千m³)
淡水
(千m³)
海水
(千m³)
淡水
(千m³)
海水
(千m³)
Extremely high (>80%)
High (40-80%)
Medium - High (20-40%)
Low - Medium (10-20%) 62 10,425,444 2,336,889 1,562 62 8,648,096 3,572,920 1,815 62 7,881,166 4,224,702 1,717 62 9,276,165 4,144,043 1,686 63 9,946,241 3,619,923 1,375
Low (<10%)
  • 発電工程にて水を利用していない変電所や事業所は除く。

(参考情報)ESG関連データ

水管理

当社の全ての発電所63カ所(水力発電所(58ヵ所)、火力発電所(4ヵ所)、原子力発電所(1ヵ所))において、水に係る環境関連法令等を遵守するよう、排水処理装置など関連装置の修繕や水質測定の計画を策定するなど、計画的に水管理を実施しております。
水力発電については、河川法等で定められている最大取水量や維持流量(河川の環境改善のために実施)について、監視・制御しながら運用を行っております。
火力発電や原子力発電については、水質汚濁防止法や瀬戸内海環境保全特別措置法、地方自治体との協定により排水の水質や水量、水温などが規定されており、排水処理装置による浄化や監視・制御により規定を遵守のうえ、海域へ排水することにより、適切な水管理に努めています。

単位 管理目標 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
環境関連法令違反および環境事故
(取水・排水に係る法令・協定違反などの件数)
0/毎年度 1 0 0 0 0
  • 西条発電所における放流水中ふっ素濃度の基準値超過

(参考情報)ESG関連データ

水関連データ

取水源・排水先別の水量(千m3) 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
発電所取水 淡水 河川水 10,421,917 8,644,129 7,877,424 9,272,076 9,942,528
工業用水、地下水 3,527 3,967 3,742 4,089 3,713
淡水合計 10,425,444 8,648,096 7,881,166 9,276,165 9,946,241
海水 2,336,889 3,572,920 4,224,702 4,144,043 3,619,923
総取水量 12,762,333 12,221,016 12,105,868 13,420,208 13,566,164
発電所排水 河川 10,421,917 8,644,129 7,877,424 9,272,076 9,942,528
海域 海水冷却水+1,965 海水冷却水+2,152 海水冷却水+2,025 海水冷却水+2,403 海水冷却水+2,338
総排水量 海水冷却水+10,423,882 海水冷却水+8,646,281 海水冷却水+7,879,449 海水冷却水+9,274,479 海水冷却水+9,944,866
発電所水消費量 工業用水、地下水 1,562 1,815 1,717 1,686 1,375
オフィス水使用量 上水 271 254
  • 2023年度よりデータを集約

(参考情報)ESG関連データ

環境アセスメント​

発電所の建設にあたっては、環境影響評価法に基づき環境影響評価(環境アセスメント)を実施し、建設工事や発電所の稼働が周辺の大気・水環境や動植物、生態系などに及ぼす影響を事前に予測・評価し、その結果を環境保全対策に反映しています。​
例えば、西条発電所1号機リプレースにおいては、環境アセスメントの結果を踏まえ、排水処理装置の能力増強による、排水中の窒素及び燐の低減や、放水口を干潟上への温排水拡散範囲が大幅低減される場所に配置するなど、計画的に水管理を進めています。

(参考情報)西条発電所1号機リプレース計画 環境影響評価書のあらまし

地域と協働した水環境の保全活動​

当社グループは、地域のみなさまと共に清掃活動や森林保全活動など、水環境の保全活動に取り組んでいます。

  • 主な取り組み
環境保全活動
の取り組み
当社グループが、地域の皆さまと共同で実施した海岸・河川の清掃活動などを紹介しています。
よんでんグループ環境保全活動について
四万十よんでんの森 水源涵養機能等に貢献する持続可能な森林の整備促進を図ることを目的とした、高知県の「環境先進企業との協働の森づくり事業」に賛同し、高知県や四万十町と協定を結び、「四万十よんでんの森」と名づけた協定林(四万十町)において、地域の方々とともに、植樹や下草刈りなどの森林保全活動を行っています。
  • 森林による洪水の緩和や水の貯留、河川流量の調節、水質の浄化などの機能

四万十よんでんの森

香川・よんでん五色の森 企業等と協働での森づくり活動による森林の働きの維持等を目的とした香川県の「フォレストマッチング推進事業・協働の森づくり」に賛同し、香川県や高松市、高松市鬼無財産区(特別地方公共団体)と協定を結び、「香川・よんでん五色の森」と名づけた協定林(高松市)において、地域の方々とともに、植樹や下草刈りなどの森林保全活動を行っています。
香川・よんでん五色の森活動実績
フォレストマッチング推進事業
一般財団法人
みずともり基金
水源地(高知県嶺北地域)と利用地(香川高松市)の3自治体が共同で設立した基金で、嶺北地域の森林資源を活かしながら都市との連携を強化し、環境保全と地域の持続可能な発展を目指しています。当社は、当該法人の活動趣旨に賛同して、理事として参画しています。
一般財団法人みずともり基金
サンポート高松地区
熱供給事業
当社がサンポート高松地区(香川県高松市)において実施する熱供給事業は、冷却塔を使用しない設備構成とすることで、冷却塔を使用する場合に比べて、節水効果を大きく得ることができています。瀬戸内海に面したサンポート高松地区は、香川県および高松市による再開発地域であり、地域と協業しながら、省エネルギーや環境負荷の低減に貢献しています。
サンポート高松地区熱供給事業